Casa BRUTUS (カーサ・ブルータス)という雑誌、読んだことありますか?
マガジンハウス社が発売している月刊情報誌で、 「Casa = 家」を中心に、建築・デザイン・食・アート・ファッション・旅など、好奇心旺盛に人生を楽しむためのテーマを多く扱っています。その雑誌のウェブページに、「Casa BRUTUS が選びました。」というオシャレなグッズを数多くキュレーションされたページがあります。
独自の切り口で、テーマごとに5〜10選ほど選りすぐられた商品記事が40記事以上あり、見ているだけでも楽しいですし、何より効率よく良いモノを知ることができます。この記事ではその中から、特にワクワクしたジャンル3つを紹介したいと思います。
1. 鉄道写真家・櫻井寛が厳選! 今、食べるべき駅弁10選。
1つ目は全国5,000食以上の駅弁を食べ歩き、駅弁プロデュースも務める鉄道写真家の櫻井さんが選んだ駅弁10選です。(記事時点:2019.04.26)
駅弁って冷めても美味しいし、旅のクオリティを一段階上げてくれるアイテムですよね。あればテンション上がる駅弁の中でも、例えば以下のような、より一層上がるものが揃っています。
富山県・富山駅《白えび天ぷら》
富山湾の白エビが食べられる、北陸を感じるリッチな駅弁です。
白エビの他に、赤カブ、インゲン、卵の天ぷらも入っていて、具材の選択にもセンスを感じますよね。
半熟卵を割って味変するものオススメとのことです。
新潟県・新潟駅《えび千両ちらし》
JR東日本のキャンペーンPRとして考案されたお弁当です。
蓋を開けると一面の黄色い卵焼き。
その卵焼きを取ると…イカ、エビ、コハダ、ウナギの蒲焼きといった海鮮が踊っています。
卵焼きと蒲焼きを一緒に食べると“う巻き”になるという裏技もあるようです。
愛媛県・今治駅《瀬戸の押寿司》
井桁の容器を開けると白く美しい鯛のお造りが目に飛び込んでくる、高級感溢れる駅弁です。下に敷いた大葉と酢飯が透き通る感じがオシャレで芸術的な一品。日本三大急潮として知られる来島海峡産の身の引き締まった鯛を、酸味控えめな酢飯と楽しめます。賞味期限が2日間あるので、お土産にも人気とのことです。楽しくて美しい。
2. 楽しくて美しい。世界のデザインおもちゃ10選。
2つ目は大人も思わず欲しいと思ってしまう、世界のデザインおもちゃ10選です。(記事時点:2020.05.08)
レゴやシルバニアファミリーもいいけれど、以下例のようなおもちゃが家にあったらテンション上がります。
バウハウス・バウスピール|アルマ・ジートホフ・ブッシャー
1923年に当時バウハウスの学生だったアルマ・シードホフ=ブッシャーが考案した積木です。1977年にスイスのネフ社が復刻版として再現した、今も色褪せないモダンなデザイン。大きな円弧型のパーツが印象的ですが、絶妙な曲率で構成されており、積木ながらシャープな造形をつくることができます。
Wooden Dolls|アレキサンダー・ジラード
イームズ夫妻と共にミッドセンチュリーを牽引していたアレキサンダー・ジラードがデザインした木製の人形(ウッデン・ドール)です。
ジラードといえばグラフィックやテキスタイルが有名ですが、こんなおもちゃもデザインしていたんですね。どこか民族的な雰囲気もある親しみやすいデザインで、彼の人柄が滲み出ています。
BABEL TOWER GAME -CAPSULE
見れば“あ、あれだ!”と気づいてしまう、黒川紀章設計の中銀カプセルタワーをモデルにした積木です。建物はメタボリズムの考えから、カプセルを入れ替えて新陳代謝することで長く使い続けることを想定されていましたが、入れ替えられることはありませんでした。しかし積木ではそれができます。
3. 〈groovisions〉伊藤弘が選ぶ、デザインのいい自転車10選。
3つ目はデザインスタジオの〈groovisions〉の代表・伊藤さんが選ぶ、予算条件20万円以下のデザインのいい自転車10選です。(記事時点:2020.05.22)
〈groovisions〉伊藤弘が選ぶ、デザインのいい自転車10選
通勤形態の変化や、運動の一部としても買う人の多い自転車。どうせ乗るなら機能的でオシャレなものを選びませんか。記事内には以下のような自転車が登場します。
キャニオン《Commuter Sport 8.0》
この自転車は一目見て、どこか他とは違うところに気づくと思います。通常の自転車であればフレームの構造(ジオメトリ)が逆三角形になっていることが多いですが、これはほぼ台形に近い形をしているのです。機能的で無駄を廃したシンプルなデザインがドイツメーカーらしい1台。通販のみの販売で、スペックの割に値段が安いのも嬉しいです(それでも高いは高い)。
キャノンデール《Bad Boy》
これは過去に私も所有していたことのある自転車です(盗難されました)。マットなブラックボディと、フロントフォークが左側だけのレフティなところが特徴です。タイヤの厚みに制限がなく、マウンテンバイク用の分厚いタイヤにも対応しているところが面白いです。
ストライダ《16” Wheel Series STRiDA LT》
1987年にイギリスのマーク・サンダースによって考案されたトライアングルフレームが目を引く自転車です。一輪車のように棒状に折りたためて持ち運べるところも、折り畳み自転車としては機能的。一度は試乗してみたい1台です。
この他にも、調理家電や照明、ノートなど様々な厳選されたアイテムが揃っているので、一度覗いてみる価値はあると思います。