ひろゆきが語る、日本の未来とは?『このままだと、日本に未来はないよね』要約【ひろゆき語録】

日々を豊かに、丁寧に暮らすコツ

画像引用:https://president.jp/

この記事は、ひろゆきさんの書籍「このままだと、日本に未来はないよね」の紹介です。

本書の冒頭でひろゆきさんは、「日本経済は成長が止まっているうえに、消費税増税などで悪くなる以外の方向性が見えない。だから、日本に明るい未来はやってこないよね。」と言います。

日本全体は経済がどんどん沈んでいく。しかし、それは日本全体での話であって、個人はいくらでも生き抜く方法があります。

さっそく、ひろゆき流の生き抜き方を学んでいきましょう!

 

1. お金と幸せを切り離し他人と比較しない

 

これから日本経済はどんどん悪くなっていき、お金を稼ぐことが難しくなっていくことが既定路線です。基本的に、みんな今よりお金がない状態になっていきます。そんな状態では、いかにお金と幸せを切り離せるかがポイントになります。

単純ですが、お金を使わないと幸せになれない!と思う人よりも、お金を使わなくても幸せになれる人の方が人生は楽です。

 

ユニクロで幸せを感じられるか

これはひろゆきさんがあらゆる場面で言っている、生活水準を無駄に上げないこととも関係します。

快楽を身近で手軽に感じられる方が幸せを感じやすいので、ブランド服を買わないと幸せを感じられない人よりも、ユニクロで幸せを感じられる人の方が幸せになれる度合いが大きいです。

そもそも、お金さえあれば幸せだというのは幻想であって、お金の量と幸せは必ずしも比例しません。

幸福については、以前に橘玲さんの「人生は攻略できる」で紹介した、適度な逆境があるからこそ人生は幸福になれるという話も大変参考になります。

man leaping on concrete surface near body of water and forest at the distance during day

不幸な人生からの脱出!橘玲の『人生は攻略できる』要約(楽な人生が実は不幸?)【橘玲の思想】

 

年収400万円を超えると感じる幸せは同じ?

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ノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマンの研究によれば、年収800万円までは幸せと収入がある程度比例するそうです。一方で、年収800万円を超えると幸福度と収入はあまり比例しなくなってくる。

年収800万円を超えるなんて一部の人で、結局ほとんど比例じゃん!という思う方もいますよね?

しかし、ひろゆきさんはそれぞれの国の経済状態や文化によって、この幸せと収入が関係なくなる分岐点は違うと言います。

 

日本は物価も安いし、安全であるので、おそらく400万円ぐらいから変わらなくなるのではないかと。

それでも幻想に囚われている人は、実際にこれから経済が停滞して今よりお金が使えない状況になっていくと、それだけで不幸になってしまいます。

お金以外で幸せを感じられる手段を持っている人は、経済が停滞してもそこまで影響は受けないので、

  • 自然の中でランニングする
  • 釣りをする
  • 友達と市民体育館で遊ぶ

といった、お金をあまり必要ない趣味は強いですよね。

 

2. 上と比較してしまえば誰でも不幸

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ここで、他人と比較しないことの重要性を確認しておきましょう。

幸せというのは、絶対的なものではなく相対的なものなので、収入や職業で幸せが決まりません。

また、自分より下を見れば幸せを感じられるかもしれませんが、上を見ても幸せは感じられません。「あいつは自分より稼いでいる!」と比較してしまう性格や考え方は、人生にとって害悪でしかありません。

 

常に上には上がいる

上の人を見る癖のある人は、いますぐ辞めたほうが良いです。人と比較しないで幸せだと感じられるものを見つけた方が、人生で楽しい時間は長くなります。

どんなに恵まれた人でも、自分が不幸だと思えば不幸になれるので、幸せかどうかというのは毎日楽しく暮らしていると思えるかどうかの気の持ちようでしかありません。

どんなにお金を稼ごうと、どんなにモテようと絶対に上には上がいます。頑張って年収1億円になったとしても、次は年収5億円の人が気になってくるものです。

他人と比較して幸せを感じる人というのは、上と比較してしまえば誰でも不幸になってしまいます。

 

他人とズレた方が幸せになれる確率は上がる

一方で、他人とズレた方が幸せになれる確率は上がります。

例えばビジネスに関して、みんながこれはうまくいくよね!と思っているものはすでに誰かがやっていて競争状態になりがちです。

この事例については、「ストーリーとしての競争戦略」という本の要約でも詳しく紹介しました。

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成功の秘訣は「賢くバカになる」こと?『ストーリーとしての競争戦略』要約【楠木建】

逆に誰も興味がないニッチなものは、競争相手がいないまま伸びる可能性がある。ビジネス以外でもストライクゾーンは広かったり、他人とずれていたりした方が人生は幸せです。

趣味もみんなと同じものを持つと、それだけ競争率が高くなるので幸せになれる確率が少なくなってしまうんですね。

高級車を持ってドライブする趣味よりも、偶然出会う野良猫を写真に撮る趣味を持てた方が競争からは遠く、幸せを感じられます。

 

3. 未来予測の精度を上げる

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ここからは、未来予測の精度を上げる方法についてです。

お金と幸せを切り離し他人と比較しないという戦略は、自分のマインドセットを変えるという方法でした。一方で、これは頭を使う方法になります。

みなさんは、占いや天気予報みたいに未来が当てられるわけがないと思いますよね?

実は、商品やサービスのヒット予測、新しいテクノロジーの普及予測にはコツがあります。それを押さえるとかなり予測の精度が上がるそうです。

具体的には、以下の2つがあります。

 

経済合理性にかなったものは普及する

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ひろゆきさんは、携帯電話でも電気自動車でも、新しいビジネスやサービスがこれから普及するかどうかを予測するときには、まず経済合理性を考えるそうです。

経済合理性にかなっているものは、基本的に時間の問題で成長するからです。

例えば、視覚や聴覚に障害のある人向けの機器の埋め込み技術は、機材も小さくなっていて値段はより安くなるし、危険性も減ってレーシック並みの手軽さで手術ができるようになるでしょう。

こういうものは、ニーズはありつつも経済合理性が追いついていない面が大きく、今後より合理的になることが分かっているので普及します。

 

また過去の例でいくと、固定電話と携帯電話どちらが普及するかというのは経済合理性を考えればわかりますよね。

新しいサービスや技術が現れたら、今までのものに比べて経済合理性があるかを考えれば、普及するかどうかが分かるということですね。

 

思考パターンの違う人をフォローする

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僕らは今手元にある情報を基に未来を予測しますよね。その予測精度を上げたければ、より情報は多ければ良いのです。

そこで、情報収集のスキルを上げようと思った時に思考パターンの違う人をフォローするということを意識してみましょう。

あえて自分とまったく違う考え方の人の意見を見るようにすると、こう考えるんだという発見が大きいです。

人は自分が正しいと思った情報を積極的に集め、逆に反対意見はスルーしてしまう“確証バイアス”という本能があります。

これを避けるためにも、あえて自分とまったく違う考えの人の意見を積極的に取りにいくことで、バイアスの影響を逃れ、客観的に正しい意見が持てる確率が上がるというわけです。

ぜひ、自分と対立する意見を持つ人フォローしてみましょう。

 

この記事での紹介は、以上です。

もっと日本の未来について考えてみたいという方は、ひろゆきさんの「このままだと、日本に未来はないよね」を手にとってみてください。

 

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著者紹介

出典:huffingtonpost.jp/

ひろゆき
本名:西村博之
1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース。