プログラミングができたら…と、漠然と思ったことはありませんか?
新しいビジネスのアイデアをアプリにできたり、エクセルの作業を自動化させたりアイデアはある。でもコードを覚えないといけないし、細かな作業に向いていないからハードル高いなと感じている人も多いですよね。
しかし、アイデアをコード無しに、より直感的に実現できる世界がすぐそこまできています!
そのツールの名は、ノーコード。
今のうちからノーコードに手をつけ始めていれば、既存のプログラマーたちと同じようなことがサクッとできるようになるかもしれません。
1. 簡単にプログラミング?ノーコードが可能にすること
ノーコードとはプログラミング言語を知らなくてもウェブサイトやソフトウェア、アプリを手軽に作れるツールのことです。
近年、GoogleやAmazon、Microsoftといった巨大IT企業から、スタートアップ企業までたくさんのツールが開発されています。
ノーコードツールは、エクセルやAdobeソフトのように直感的に、プログラミングしていると気づかないようなビジュアル重視の操作性で、様々なサービスを作ることができるため、ソフトウェアの民主化と言われています。
また、2024年までには全てのアプリのうち実に64%がノーコードあるいはローコード(簡易なコード)で作られるといった予測もあります。
ノーコードの革命的な魅力としては、以下が挙げられます。
- コストが安い
→月額1,000円程度の課金で使えます。 - 開発スピードが早い
→コードに落とし込む作業がないため、アイデアをかたちにするまでの時間が早いです。 - 最低限の訓練でいい
→ドラッグドロップといった直感的な操作で、使えるまでの学習時間が短いです。 - 自分のタイミングで管理できる
→他のプログラマーに委託することなく自分のタイミングで物事が進められます。
こう聞いただけでもハードルが低そうですよね。次に、ノーコードツールをいくつか紹介していきます。
2. すでに身近なものも!主なノーコードツール5つを紹介
WIX(ウィックス)
イスラエル発の老舗ウェブサイト制作ツール。
AIを使って質問に数問答えていくだけで、イメージにあったウェブサイトが作れてしまうお手軽ツールです。
え、これもノーコードなの?と思ってしまうほど、有名で便利なツールですよね。
Shopify(ショッピファイ)
アマゾンキラーとも呼ばれるECプラットフォーム。個人事業主がノーコードで自作のECサイトを手軽に作れるほか、在庫管理や金融まであらゆることをサポートしてくれることが魅力です。
stripe(ストライプ)
オンラインサービスのための決済サービス。利用料金が決済手数料の3.6%のみというシンプルさが売りです。
ライブチャットなどの24時間対応のカスタマーサポートがあるので安心して利用できます。
Notion(ノーション)
日本でも急激に人気が伸びている管理ツール。スプレッドシートやエバーノートといった機能がまとまったかのような、てんこ盛りツールでありながら、シンプルなUIデザインが特徴的です。
yappli(ヤプリ)
アプリ開発・運用・分析ができるクラウド型の日本発のアプリ開発プラットフォーム。
ドラッグ&ドロップで配置するだけで、iOSとAndroid向けアプリを、まとめて開発することが可能です。
例で挙げたツールはほんの一部で、似たようなツールが国内外に数多あります。いつかのマイクロソフトオフィスのように、今後どれかが覇権を握るかもしれないですし、どれも上手く残っていくかもしれません。
3. まだ完璧とは言えない?ノーコードの弱点
素晴らしいツールが数多く存在するノーコードですが、現状以下のような弱点があります。
- ツールごとに作れるものが限られている
- コードほどの柔軟性・拡張性に欠ける
- 他のサービスへの移管が難しいこれらの
弱点から言えることは、今の段階でノーコードでできることには限度があり、より根源的な作業をするにはやはりコードを扱える必要があるということです。
ただし、プログラミングをすることへのハードルが下がっていることは明らかです。
ノーコードのツールを使ってみて、プログラミングとはどんなものでどんなことを実現することができるのか、どうやったらできそうだといった想像ができるようになるという意味では、プログラミング思考を養うためにも役立つと思います。
ノーコードツールをきっかけにその後さらに深掘りして、必要なプログラミング言語を学んでみるとった道もありそうです。