65歳の時、どのような人生を送りたいですか?
また、遊ぶように稼ぎたいと、思ったことありませんか?
この記事では、潮凪洋介さんの書籍「アソビジネス大全 遊び+ビジネスで人生が変わる」を取り上げます。
1度きりの人生、幸せに過ごしたいと思うのは当然のこと。
しかし、選んだ職業や育った環境、失敗体験、周囲からのすり込みによって、無難に過ごしてしまいがちです。
何のために生きているのか分からないと、モヤモヤを抱えて生きている人が大勢いる一方で、楽しくお金を稼ぎ、気の合う仲間を増やしながら過ごしている人たちもいます。
この違いは、どこにあるのでしょうか?
本書は、大好きで得意なことを楽しくビジネス化する、“アソビジネス”の方法について書かれており、自分らしく、得意なことで輝くことができる第一歩を踏み出せます。
さっそく、内容をみていきましょう!
1. 脱・流されライフ
現代社会において、自らの意志で道を切り開くことは容易ではありません。
しかし、ここで紹介する2つの重要なポイントに注目すれば、流される人生から脱却し、自分らしく生きるためのヒントとなります。
アソビジネスが夢・恋・友情・お金を運んでくる
アソビジネスとは、仕事と遊びの境界を曖昧にし、自分の好きなことで人生を豊かにする新しい生き方。
モヤモヤを抱えて生きている人たちと、楽しみながらなりたい自分に近づいていく人たちとの差は、プライベートタイムに対する考え方の違いにあると著者は言います。
その共通点は、会社でも家でもない時間と場所、サードプレイスの存在。
つまり家でも職場でもない第三の場所を利用して、人は自分の魅力を高め、価値観を共有する人々と出会い、深い関係を築くことができます。
アソビジネスを通じて、理想の自分に近づきながら、充実した人生を送るためには、自分の好きなことや得意なことを仕事にすることが鍵となります。
共通の感覚を持った人同士が集まるサードプレイスでの活動が中心となり、趣味や特技を生かしたサードプレイスビジネスを展開することで、自分に合った人々と出会い、心地よい人だけ仲良くすればいい環境ができます。
サードプレイスビジネスは、人生を充実させる最強ツールとも言えます。
人生100年時代、退職後は好きなことで稼ぐが主流になる
人生100年時代を迎え、退職後のキャリア再構築が一般的になりつつあります。定年後も自分の好きなことで生計を立て、生活を楽しむことは、多くの人にとって理想的な生き方です。
20〜50代の若いうちから夢を追求し、好きなことを仕事にする練習を積むことで、65歳以降も充実した生活を送る準備ができます。
例えば、
- 30代で先輩のヨット遊びに参加していた男性が、
- 40代で仲間5人と船を持ち、操縦を含めた船遊びの体験スクールをスタート
- 50代で実際にスタッフを雇用して会員性ののレンタルボートビジネスを始める
- 60代になると、10人乗りボートによる観光事業をスタート
といった、キャリアも考えられます。
これからは、65歳を迎えてもまだまだ活躍できる舞台があります。
若いうちから好きなことを見つけ、それを深めていくことで、退職後も続けられる仕事を見つけ出し、満足のいく生活を送ることができるのです。
2. 「本当の自分」を見つける仲間遊びの力
日々の忙しい生活の中で、本当の自分を見失いがちです。
しかし、仲間と共に過ごす「遊び」の時間が、自己発見という貴重な旅への入り口になることがあります。
ここからは、仲間遊びを通して自分自身を見つめ直し、内なる声に耳を傾けることの重要性について、2つのポイントを解説します。
青臭い時間が心を元気にする
真面目に生きることが美徳とされがちな社会で、私たちは時に本当の自分を抑圧してしまいます。
時にそれは、成長と呼ばれることも。
しかし、「青臭い」と思われがちな時間、つまり仲間と心から楽しむ時間こそが、心を元気づけ、自分らしさを取り戻す鍵となります。
仕事と切り離した仲間と過ごす時間は、五感を刺激し、未来への可能性を広げる力を持っています。これは、日常から一歩離れて、自分の本音に耳を傾ける絶好の機会を与えてくれます。
仲間遊びは、自分が本当に楽しんでいること、心から没頭できるものを見つける手がかりを与えてくれます。
自分の好きなことを掘り下げ、それを通じて自己実現を図ることは、人生を豊かにする不可欠な要素。
仲間からの肯定的なフィードバックは、自分自身の強みと独自性を認識するための重要な手がかりとなり得ます。
仲間遊びで「好き」×「得意」が見えてくる
仲間との遊びは、一見すると単なる楽しみに過ぎないかもしれませんが、その中で自然と表れる能力こそが、自分自身の真の強みであることが多いです。
たとえば、仲間内のイベントを通じて、自分がどれだけ創造的であるか、または組織を効率的に動かすことができるかが明らかになることがあります。
これらは、日常生活や職場では見過ごされがちな才能です。
本当の自分を見つけ出し、その強みを生かしていくことは、充実した人生を送る上で欠かせない要素です。
仲間遊びを通じて得られる“ハマってるね!”、“凝ってるね!”といったフィードバックは、自分らしさを見つけるきっかけになります。
3. 「好き」をアソビジネスにする方法
日々の生活において、「好き」なことを見つけ、それをビジネスに変えることは、多くの人にとって夢のような話です。
アソビジネスでは、個人の情熱と能力を生かし、楽しみながら収益を生み出すことを目指します。ここでは、自分の「好き」をビジネスにするための3つのポイントを解説します。
好きで得意をアソビジネスにする
自分の「好き」なことを仕事にする第一歩は、それが得意であることを確かめ組み合わせることが、成功への鍵となります。
好きなことに没頭することで幸福感を感じ、それが得意であれば自然と成果が出て、フォロワーや応援者が増えていきます。
重要なのは、自分の「好き」と「得意」を磨き、それにオリジナルの視点を加えて独自のビジネスモデルとして市場に打ち出すことです。
職歴の強み×趣味の強みの成功法則
自分の趣味や情熱をアソビジネスにする際、過去の経験が大きな武器となり得ます。
例えば、旅行業界での経験を活かして温泉専門のビジネスを立ち上げるなど、自分のスキルと趣味を組み合わせることで、ユニークなサービスを提供できます。
過去の職業の能力と合体させれることで、サービス化すれば最強のキャッシュポイントを作ることができます。
これにより、競合との差別化を図り、強力なビジネスを構築することが可能になります。
教える、商品にする、サポートする、集める、マッチングする
アソビジネスの成功には、教育、商品化、サポート、集客、マッチングといった異なる収益源を構築することが重要です。
- 教える:講座、コンサル、コーチング、カウンセリング、トレーニングなど
- 商品にする:生活用品、食品、便利グッズ、衣服、アクセサリーなど
- サポートする:作業、制作、営業、開発、宣伝、サービスなどの代行
- 集める:イベント交流会、鑑賞会、展示会などを開催する
- マッチングする:商取引契約、交際、結婚、協業に結びつける
例えば、英会話が得意なら、オンラインレッスン、教材販売、通訳・翻訳サービス、パーティーの開催、マッチングサービスといった多角的なアプローチでビジネスを展開できます。
このように一つの「好き」から複数の収益源を生み出すことが、アソビジネスの成功への道です。
アソビジネスを成功させるためには、自分の「好き」を深く掘り下げ、それをビジネスとしてどのように形にできるかを考えることが重要です。
あなたの「好き」をビジネスに変える旅を始めてみませんか?
- アソビジネスの裏には、サードプレイスの存在がある
- 青臭い仲間との遊びが、心から没頭できるものを見つける手がかりをくれる
- 「好き」から複数の収益源を生み出すことが、アソビジネス成功への道
今回紹介した、潮凪洋介さんの書籍「アソビジネス大全 遊び+ビジネスで人生が変わる」についてまだまだ紹介できていない部分が多いです。おすすめの本ですので、ぜひ読んでみてください!