- どうして自分はこんなにダメなのか
- やりたいことがあるのに自分の思うように動けない
と悩んでいませんか?
朝を制す者が、1日を制す。
あなたには、決まったモーニングルーティンはありますか?
この記事では、大島信頼(おおしま のぶより)さんの著書「毎日がうまくいく朝のスイッチ」を取り上げます。
1日のスタートである朝をいかに過ごすかで、その日の質がどうなるかすべて決まると言っても過言ではありません。
朝が充実しているだけで、その後の昼も夜も元気よく過ごせます。
この本に書かれているオススメのモーニングルーティンは全部で25個ですが、どれも5分くらいで出来ちゃうものばかりです。
これならできるというものを見つけて、明日の朝からやってみてください!
1. 自分の思考をモニターする
例えば、朝起きてから、恐れていることや不安なことなど気分が落ち込むことを考えてしまうと、朝からストレスが溜まってしまいます。
そんな人にオススメなのが、朝起きたら自分の思考をモニターすること。
モニターとは、何か変化が起きていないか、定期的に状態を観察して点検すること。朝起きた時に、自分の頭がどんなことを考えているのか観察してみましょう。
ここで重要なポイントは、自分が頭の中で考えていることを「◯◯しているな…」といった感じで、客観的に表現して感情を排除し、自分自身にフィールバックすることです。
客観モードをオンにしておく
例えば、目が覚めた時に、「今日の仕事、嫌だな」と主観的に思うのではなく、「いま今日の仕事のことを考えているな…」とまずはモニタリングし、自分自身にフィードバックします。
簡単すぎる方法ですが、ストレスに対して効果は抜群とのこと。
私たちのストレスは、後悔という一つの感情から波のように広がって大きくなっていきます。
朝に気持ちが悪いなと考えると、昨日のアレがいけなかったのかと後悔が始まり、そこからイモづる式に会社でのストレスが原因だと、会社への怒りが湧いてしまうのです。
一方、自分の感情を排除しながら思考を客観的にモニターし、体調のことを考えて客観的にフィードバックをしていくと、ストレスがそこからは広がらないため、比較的一日を穏やかに過ごすことができます。
つまり、朝起きた瞬間にネガティブなことが思い浮かんだ際に、客観モードをオンにしておくことは、メンタルを保つために重要になります。
2. 理想の自分と現実の自分を一つにする
どうして自分はこんなにダメなのか、やりたいことがあるのに自分の思うように動けないと悩んでいませんか?
そんな人は、“理想の自分”と“現実の自分”を一つにするという方法を試してほしいです。
本来の自分の姿
やり方は簡単です。
まず朝起きたらベッドでも床の上でもいいのであぐらをかいて、両膝の上に手のひらを上に向けておきます。釈迦をイメージすると、わかりやすいかもしれません。
広げた右手の手のひらには、理想的な自分の姿を置きます。
この時、具体的にイメージができない場合は、右手の手のひらに注目しながら理想的な自分こうやって思うだけでも大丈夫です。
そして左手には、現在の自分の姿をイメージして手のひらに乗せます。イメージができない人は右手と同じように、現在の自分の姿と思うだけで大丈夫です。
これができたら、右の理想的な自分の姿と、左の現在の自分の姿をゆっくり近づけていき、胸の前で手のひらを合わせます。
この両手を合わせたとき、本来の自分の姿が浮かんでくるはずですが、中には何も浮かばないという人もいて、それはそれでOK。
ある意味その感覚が、本来の自分の感覚になっているはずです。
やってみて効果があったらラッキー
人間にはバランスを取る機能があり、マイナスな現実の自分がいたらプラスの理想的な自分を作り出して、プラスマイナスゼロにしようと無意識に働きますが、その理想と現実のギャップによってストレスが生まれます。
そんなときは、今回紹介した方法を使ってみて、自分の感覚を取り戻し無駄なストレスを減らすようにしましょう。
やってみて効果があったらラッキーです。騙されたと思ってやってみるもの手ですよね。
3. 1日のスケジュールを早送り再生する
世の中には自分ではなく、他人が主役になってしまっている人が多いです。
例えば、父親からどう評価されるのかということを気にして、大手企業に就職したこういった人の主役は親です。
上司の評価ばかりを気にして自分のプライベートな時間を削っていたら、主役は会社になっています。
そこで自分を主役にするためのコツが、朝起きた時に1日のスケジュールを早送り再生するという方法です。
3分間でイメージする
まず、朝に3分だけ、自分が1人で静かにいられる時間を作ります。
そしてタイマーを設置し、今日1日の自分がすることを順番に早送りでイメージしましょう。
例えば、
- 今日は週刊少年ジャンプの発売日だから買って、電車の中で読む。
- ランチは美味しいパスタを食べたいから1時半に休憩が取れるように仕事を進める。
- 夜はドラマを見たいから、残業せずにお酒を買って帰って11時には寝る。
といった感じです。
自分を主役にするトレーニング
3分のタイマーが鳴ったら、途中であってもそこで切って、その後はスケジュールのことは何も考えなくてOKです。
この方法は一見すると頭の中が整理されて、無駄な動きをなくすといった効果が期待できそうです。
しかしそうではなく、スケジュール自体を頭の中で自分で決めるということを自覚し、自分が主役という意識をしっかりと持つトレーニングになります。
人生の主役は自分です。他人影響を受けすぎているなと感じている人は、ぜひこの方法を試してみてください!
今回紹介した、大島信頼(おおしま のぶより)さんの「毎日がうまくいく朝のスイッチ」が気になった方は、ぜひ手にとってみてください!