『億を稼ぐ勉強法』要約(億万長者になるためのマインドセットの方法)

100 US Dollar banknote 時代を生き抜く考え方・哲学

本書のテーマは億を稼ぐ勉強法。以前僕のように勉強しているけど、お金と時間を消費してしまっている。

そんな問題を感じている方のために書きました。

この記事では、小林正弥さんの書籍「億を稼ぐ勉強法」を紹介します。

本書は、

  • 貧乏になる人とお金持ちになる人の違いを知りたい
  • 今すぐ商売偏差値を上げたい

という方におすすめです。

本書では、多くを稼ぐ勉強法をテーマに、再現性のある稼ぐ勉強法を教えてくれます。当時、日雇いバイトで時給900円のラーメン屋の皿洗いをしていた著者が、なんとか現状打破しようと行き着いたのが勉強法でした。

実体験を交えながら解説されているので、読みやすくとてもおすすめです。

それではさっそく、一緒に学んでいきましょう!

 

1. 私たちが1億円プレイヤーになっていない理由

a one billion dollar bill sitting on top of a tree

 

今時点で、いろいろな稼ぎ方を勉強している方もいると思います。しかし、知識メタボになっていませんか?というのが本書の指摘です。

インターネットのおかげで、誰もが簡単に知識を得ることができるようになりました。わからないことは、検索すれば大抵の情報は出てきます。

しかし、これは決して私たちが優秀になったわけではありません。なぜなら、知っていてもできない、知識メタボ状態の人が多くいるからです。

 

不安を感じては本を買い、知識は増えるけど現実は変わらない。その一方で、お金と時間は消費されていく。それが知識メタボの人が置かれている状況です。

でも安心してください!と著者は言います。勉強してうまくいかない凡人でも、人生を変えることができると。その方法が、億を稼ぐ勉強法だと言います。

その前にまずは、なぜ私たちが1億円プレイヤーになっていないのかを解説します。本書では、理由が11個紹介されていますが、今回はその中の5つに絞って紹介します。

 

本気で決めていない

1億円プレイヤーを目指した著者は、億万長者に弟子入りをした際に、こんなことを言われました。

「お前は本気で決めていない!」

本気で決めるとは、いかなることがあってもやり抜く覚悟を定めるということ。自分は本気だと思っている方も、少し確認してみてください。

本気で決めているかが分かるのは、思った通りにいかなかった時です。ビジネスを立ち上げて、年間1億円受け取るには、様々な課題を解決していく必要があります。

私たちが本気で決めているかどうかを測る物差しは、課題に直面した時にやめないかどうかです。もし途中でやめてしまうようであれば、それは本気で決めていない証拠です。

 

また、「あなたには無理ですよ。」などと言われた時の反応はどうでしょうか?

達成する人は、自分にはできるという根拠なき自信があります。

方法論は柔軟に変えても、一度達成することを決断したら誰が何と言おうと、やりきるのが1億円プレイヤーになる人物です。自分は1億プレイヤーになると本気で決めているのか、改めて考えてみてください。

 

ロールモデルがいない

もし自分が凡人であれば、成功者の真似に徹するべきです。凡人の頭だけで考えても、非凡な結果は出ません。

ロールモデルは、一人でなくても構いません。著者自身も、1億円以上の報酬を得ている人を5人見つけ、それぞれの専門分野に関して学んでいたそうです。

ロールモデルの見つけ方は、自身が勝負したい業界のトッププレイヤーを調べるのが良いです。事業の単価や顧客数運営体制を学べば、その人が億超えをしているかは、なんとなく見えてきます。

逆を言うと、ロールモデルが存在しない業界なら、そもそも参入しても1億円プレイヤーになるのは難しいです。

 

仕事が好きじゃない

よく経済的自由を手に入れて、リタイアしましょうといった言葉を耳にしますが、そもそも仕事をリタイアするのは、仕事が嫌いな人の労働観でしょう。

実際、若い頃にビジネスをバリバリやってきた人ほど、若くしてリタイアした時の虚しさは相当苦しいものになります。

人生時のステージを考えて、子育てを大切にしたいというのは想像ができますが、ただ仕事を辞めてお金はあるけど、それ以外何もないというような人生は虚しい気がしませんか?

近年は好きなことを仕事にするという考えが人気で、仕事を楽しいものにするという労働感が増えてきています。この波によって、内側から情熱が湧いてくるような仕事を見つけましょう。

 

自分のことばかり考えている

著者が受けた億万長者の教えの中で、一番心に残っている言葉は次の通りです。

「成功と幸せを明確に区別しなさい。幸せは自分一人で今すぐにでも感じられる。酒でも飲んだら幸せ気分だ。一方、ビジネスにおける成功は、すべて顧客によってもたらされる。自分のことだけで成功するのは不可能だ。」

自分の夢や成功を考えるのは良いことですが、ずっと自分にベクトルが向いていても、顧客が存在せず成功できません。もう自分のためだけに、勉強するのはやめましょう。

顧客がどんな価値を求めているかに集中することで、自分の経済価値が高まり結果として受け取る報酬も最大化します。

 

1億円プレイヤーとしてのセリフイメージを確立していない

1億円プレイヤーを目指すとしたら、現実世界で実現する前から、自分を1億円プレイヤーとして扱うことが大事だと言います。

目指す1億円プレイヤーの考え方、話し方、服装、交友関係。これらをイメージし、実現する前からなるように意識する。

1億円プレイヤーになるイメージが、現実を引き寄せます。

 

2. 価値を生む時間の使い方

person clicking Apple Watch smartwatch

 

著者の周りで活躍している人は、共通してメモを活用しているそうです。

そこでおすすめされているのが、成功ノート。ここでの成功とは、自分のことではなく、顧客の成功です。

商売の普遍のルールは、顧客に価値を与えた人が、その対価として報酬を受け取るということ。そのため、成功ノートには、顧客の成功を定義し、どのようにすればそれが実現できるのかを、変えていくことになります。

後ほど成功ノートの書き方を解説しますが、その前に一つ大事な考え方を紹介します。

 

時間の使い方について

それは、時間の使い方です。

価値を生むには、自分の現在時間の切り売りをやめ、過去時間、他人時間を使っていく必要があると言います。

アルバイトなどの時給でお金を稼ぐやり方は、自分の現在時間を切り売りして報酬を得るやり方ですが、過去時間というのは自分の過去の時間です。この書籍も、著者の過去時間で書いた原稿が、価値とお金を生み出し続けています。

また、読者が書籍を購入して読むことは、他人時間を使っていると考えることもできます。つまり、一度やった仕事が、半永久的にお金を見続けることを意識するのが大切だということです。

 

時間の中身

そして、時間の使い方以外にも大切なことは、時間の中身です。中身がなければお金になりません。大事なのは、目に見えない資産を増やし、お金に変えることです。

目に見えない資産とは例えば、専門知識や有益な情報、仕事を依頼したり人を紹介できたりといった信頼、キーマンのつながりといった人脈などです。

1億円プレイヤーたちは、目に見えない資産を増やし、過去時間や他人時間を使ってお金を増やしています。この言い方なら想像できるかもしれませんが、成功ノートの中身は今説明した目に見えない資産を増やして、過去時間や他人時間を使ってお金を稼ぐものです。

 

実はこれらの要素が詰まっているのが、著者の公式サイトになります。

このサイトには、様々なコンテンツが掲載されていますが、大まかに分類すると、専門知識や専門情報をまとめた動画記事、専門家との対談動画、顧客の成功事例の動画記事、専門家の推薦メッセージ動画記事です。

これらすべて目に見えない資産である知識資産、情報資産、信頼資産、人脈資産であり、しかも一度動画や記事を作成したら、将来にわたって主張する人の時間を使ってみてもらいます。

つまり、億を稼ぐ勉強法は、自分の名前で知識のポータルサイトを作り、顧客に役立つ情報発信をすることです。

 

そうは言っても、例えばブログを書いている人はたくさんいますが、お金になっていない人も多いです。どうすれば自分の経済価値が高まり、高値を払ってでも仕事をお願いしたい人が集まるのでしょうか?

どうすれば、集まった顧客のカスタマーサクセスを実現し続けて、長期的にお金を払ってもらえるパートナーになれるのでしょうか?

 

3. 億を稼ぐ4つの勉強戦略

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ここからは具体的に、億を稼ぐ4つの勉強戦略を紹介します。

顧客の成功を定義する

これまでも説明してきた通り、私たちの経済的な成功は、顧客の成功によってもたらされます。

成功ノートに書くことは、すべて顧客の成功につながることです。逆に、自分のことを書き出すと、ベクトルが自分に向かいに悩んでしまうことになります。

顧客が不在となった状態では、売上は下がっていく。一方で、悩みを解決しようといろんな出費が増えて、手元のお金もなくなっていきます。

長期的に活躍している人は、共通して顧客中心のビジネスを行っているということを忘れないでください。

もし、顧客が特定できないということであれば、次の2つの選択肢から選びましょう。

 

  • 自分または過去の自分を顧客にする
  • 課題を解決し、成功させたい人を顧客にする

この時、自分の好奇心と情熱が持続する対象を選ぶのがおすすめです。

目的とも言い換えられますが、何のためにこの人たちを支援したいのかという目的が大事になります。将来的に儲かってからも情熱を持ち続けるために、儲かるかどうかで選ぶのはおすすめしません。

 

成功の公式を作り、結果指標を定める

私たちの顧客成功の公式を作ることができれば、あとは指標を攻略するだけです。結果を出すために必要なのは、

  • ワクワクする成功を定義する
  • 成功するための結果指標を決める
  • 結果指標を達成する・専門知識を学ぶ
  • 結果の出る行動の習慣化

の4つです。

例えば、ダイエットはこの4つが非常にシンプルです。

ダイエットにおいてワクワクする成功を定義するのは、スリムになって異性にモテたい、成功するための結果指標を決めるは、何ヶ月後に体重何キロ体脂肪率何パーセント減らすというようなもの。

結果指標を達成する・専門知識を学ぶについては、食事や睡眠メンタル運動に関する知識を入れる。そして、結果の出る行動の習慣化は、獲得した知識を毎日無意識に実現できるようにすることです。

この4つができれば、ダイエットは必ず成功しますよね。ビジネスで結果を出す場合も同様です。結果指標や学ぶべき専門知識の設定が必要ですが、考え方は同じです。

 

結果を出すための4大専門領域を定める

多くの人は、指標をどうやって決めるのかという疑問を持つと思います。指標を決める一番確実な方法は、長期的に結果を出している人に教わることです。

長期的に結果を出している人は、良い時も悪い時も経験しています。

その時にはまだない成果指標を定め、追い続けているからこそ、長期的に結果を出しているため、教えてくれる人が見つからない場合はうまくいっている人を見習いましょう。

 

専門フィルタからインプットとアウトプットを繰り返す

カスタマーサクセスと専門分野が定義できたら、見るもの・聞くもの・体験するものを全てを専門フィルターを通じて、自分の成功ノートに抽象化してストックが可能になります。

例えば、カスタマーサクセスが顧客を健康に導くこと、健康に関する専門分野として、食事・睡眠・運動・メンタルの4つに定めたとします。

すると、瞑想することで食べる量が減ったという体験をした時、それはなぜだろうと自問したり、先生に聞くことで瞑想すると心が満たされ食欲が落ち着くといったことがわかったりします。

これが、抽象化です。このように、ポイントを押さえて抽象化したことは応用が効きます。

 

抽象化し、自分の成功ノートに蓄積状況に応じて具体的な行動を起こし、結果を出せることが大事です。

以上の億を稼ぐ4つの勉強戦略を、自分のビジネスに当てはめながら考えてみてください。

今回紹介した、小林正弥さんの書籍「億を稼ぐ勉強法」についてまだまだ紹介できていない部分が多いです。おすすめの本ですので、ぜひ読んでみてください!

 

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