『お金の法則 ー「貯まらない」「殖やせない」にはワケがある』要約(風水も財布も関係ない!)

person holding U.S. dollar banknote 日々を豊かに、丁寧に暮らすコツ

お金に困っている人たちには、ある共通点が存在する。
それは、いつもお金にこだわって生きているということだ。

これは呆れるほどシンプルな事実だが、ここを踏まえておかないと、あなたはいつまでもお金に悩み続けることになるだろう。

いつもお金に困っている人は、お金の法則を知らない。

お金の法則とは、お金の本質のことである。

お金の本質を知ると、想像もしていなかったお金との付き合い方が見えてきて、たちまちあなたの人生はがらりと変わるだろう。

この記事では、文筆家・千田琢哉さんの「お金の法則 ー「貯まらない」「殖やせない」にはワケがある」を紹介します。本書は、著者が3,000人以上のお金持ちたちから学んだありのままの真実、お金に対する考え方・習慣が、きれいごと抜きですべて公開されています。

お金がない状態から解放される“お金の50の法則”すべてを紹介できないので、今回は個人的に重要と感じた法則をピックアップして解説していきます!

 

1. すべての人が知っておくべきお金の真実5選

man raising right hand

 

すべての人が知っておくべきお金の真実は、次の5つです。

  1. 稼げる器はすでに決まっている
  2. 年収とは信用の偏差値である
  3. お金は自分の体を大切に扱わない人を嫌う
  4. お金は停滞させていると濁る
  5. 長時間労働や運に頼る人はお金に嫌われる

いかがでしょうか。なかなかピンと来ないと思うので、1つずつピックアップしていきます。

 

❶ 稼げる器ば既に決まっている

死ぬまでに稼げる器というものは既に決まっています。今の世の中には誰でも億万長者になれるとか、これに投資すれば誰でも簡単に儲けられるとか、不労所得をゲットして楽々と暮らしましょうなどといったセールストークが溢れ返っています。

こうした甘い誘い文句を使って、楽して集金しようとする人たちが、お金に困っている人からなけなしのお金をむしり取っているのが現状です。

しかし、世の中に楽して儲けられるうまい話はありません。そして、1人は稼げる器というものが確実に存在し、それは努力ではどうにもならず、その人の才能でほぼ決まって しまっているという厳しい現実があります。

 

例えば、大多数の人は年収1,000万円に届かず生涯を終えます。多くの一人はその程度の器しかないという証拠であると著者は言います。

器のない人間が無理に稼ごうとすると、法律スレスレのマルチ商法や法外に高額な怪しい商材販売で短期的に稼いで勝ち逃げする以外に方法はありません。

しかし、こんな稼ぎ方をしたとしても誰からも尊敬されないし、人をだまして稼いだお金で精神的にも幸せになれるかどうかはまったく別問題です。普通の中小企業で勤務し続ける限り、年収の上限は600万円程度で終わります。

 

そこそこの大企業や役所で勤務し続けても、年収の上限は1,000万円で終わります。会社を辞めて独立するほどのパワーがないということは、年収600万円や1,000万円にふさわしい器だということに他なりません。

無理に独立したところで、本人にその器がなければ成功することはできず、むしろ勤めていた頃よりも年収が下がる人の方がはるかに多いというのが現実です。もちろん、会社に勤めている限り、年収には絶対に上限があります。

 

それらの壁を突破し、年収を大幅に上げたいのなら、独立する以外に道はないでしょう。その場合、フリーランスになることや、独立することが、まるで絶対的な正解のいるように世間では言われていますが、会社員時代より収入が上がる保証はどこにもありません。

自分の器を知らずに、勢い余って会社を辞めてしまうと、むしろ収入が大幅に下がり辞めない良かったと後悔する羽目になるかもしれません。まずは自分の器を、正確に知ることが重要です。

自分の器を知った上で挑戦するのと、器をわきまえずに挑戦することは全く別物です。

 

2. 年収とは信用の偏差値である

 

すべての人が知っておくべきお金の真実、2つ目は“年収とは信用の偏差値”です。

❷ 年収とは信用の偏差値である

世の中にはお金が全てじゃない、年収とその人の価値は何も関係ないよという人がいます。

しかし、意識しておかなければならないのは、年収とは今あなたがいる場所での信用の偏差値であるということです。年収が低い人は信用の偏差値が低く、年収が高い人は逆に信用の閉鎖値が高いと言えます。

例えば、ヒラ社員よりも課長の年収が高いのは、ヒラ社員よりも課長の方が信用の偏差値が高いからに他なりません。

年収を上げる方法はシンプルで、あなたの信用の偏差値を上げれば良いです。ではどうすれば、信用の偏差値を上げることができるのか。まずは当たり前のことを、当たり前にすることが重要です。

 

例えば、挨拶をきちんとするとか遅刻しないとか人の嫌がることを言わないなどの当たり前のことをすること、さらに仕事がデキるようになるために、本を読んだり人と話し合ったりしながら勉強し、PDCAサイクルを淡々と回し続けることです。

そうして徐々にあなたの信用の偏差値を上げる方法以外に年収を上げる方法はないということを教え入っておきましょう。

 

❸ お金は自分の身体を大切に扱わない人を嫌う

「健全なる精神は、健全なる身体に宿る」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。健康なメンタルは、健康な身体に宿るということであり、メンタルを健康にしたければ、体を健康にしなければいけないということです。

これは、お金も同じだと著者は言います。お金は、自分の身体を大切に扱わない人を嫌うという特性があります。

健康よりもお金を優先している人のもとからは、最終的にお金が去っていきます。健康を害してまで懸命に働き、いくらお金を稼いでも、それは一時的なもの。健康よりお金を優先している人は、いずれ稼げなくなってしまいます。

 

著者はこれまで、様々なお金持ちや成功者にあってきたそうですが、彼らは常軌を逸するほどに健康にうるさかったそうです。

健康に意識を向けること、自分の身体を大切に扱うことが、お金に好かれ続けるために不可欠であることを、本能的に知っていたのでしょう。

お金持ちほど、自身の健康にうるさいのです。

もちろん中には、遺伝的に体が弱い人もいるでしょうが、大切なことは健康であるかどうかそのものよりも、健康であろうと自分の身体を大切に扱い続ける姿勢です。

健康が大事なのは当たり前のことですが、健康よりもお金を優先している人も多いのではないでしょうか。

 

たとえ懸命に働いて体を壊すくらい懸命に働いてお金を蓄えたとしても、体を壊してしまえばそのお金を使うことはできません。

お金は後からでも取り戻すことができますが、失った健康はなかなか取り戻すことができないです。

お金を稼ごうとするあまりに、食事に全く注意を払わず、昼ご飯をコンビニで買ってきた菓子パンで済ませる、夜ご飯はコンビニ弁当で過ごすといった、時間とお金を節約して懸命に金を稼ぐために働き、その結果糖尿病になってしまったら、健康だった自分を取り戻すことはできないです。

お金を節約しようとするあまり食費を削ったり、加工食品とかインスタント食品 ばっかり食べている人は、改めて健康は金よりも圧倒的に重要だということを認識し日々の行動を変えましょう。

 

3. お金は停滞させていると濁る

cars parked on the side of the road during daytime

 

すべての人が知っておくべきお金の真実、2つ目は“年収とは信用の偏差値”です。

❹ お金は停滞させていると濁る

日本人は世界的に見ても貯金が好きな民族であり、お金を溜め込もうとする人が多いです。実はお金を貯めこんで、お金を停滞させていると、濁ってしまうと著者は言います。お金は水に似ていて、一箇所に停滞させていると濁ってしまいます。

一方で、流れがあると溢れるようになっています。会社経営も同じで、会社の経営もある程度の蓄えは必要ですが、それが目的になってしますと、そのうち現状維持ができなくなり、経営が傾いてしまいます。

現状維持するためには、日々先行投資する必要があるにも関らず、蓄えに回して循環を滞らせてしまっていると経営が傾く。これは会社経営のみならず、個人についても当てはまります。

 

なぜなら、人生とは自分を経営することだからです。もし金持ちになりたいなら、自分を成長させなければいけない。死ぬまで勉強し続けなければいけない。そして、勉強するためにはお金が必要です。

  • 運を呼ぶ人に会いに行く
  • 旅行する
  • 様々な経験をする
  • つらい恋愛をする
  • スキルを身につけるためにプロに習う

といったことは、すべて勉強であり、しっかりとお金を投資する必要があります。大切なのは、先行投資としてお金をいったん手放す重要性を信じること。

一旦 お金をあなたの手元から解放して循環させることで、巡り巡ってあなたのところにお金が再び返ってくることをイメージしましょう。

 

勉強のためにお金を使うことが、最もコスパが良く福利になってあなたのところに返ってきます。当たり前ですが、お金は使い方が重要です。

ただ単に目的もなくお金を貯めこんでいるだけでは、お金は本来のパワーを発揮することはできません。

お金は上手に使ってこそ、本来の価値を発揮します。そのため、勉強のため、経験のため、先行投資のために、しっかりとお金を使っていくことが重要です。

そうすれば最終的に、あなたのもとには使った以上のお金が流れ込んでくるでしょう。

 

❺ 長時間労働や運に頼る人はお金に嫌われる

お金持ちになりたいと思ったときに多くの人がやることは、労働時間を増やすことです。

簡単な話で、これまで1日8時間働いていたのを、1日12時間働けば、その分収入が増えるだろうと考えます。しかし、これはやってはいけないことです。お金は長時間労働者の味方ではありません。

長時間働く人は、健康を害しやすく、先ほど述べたように、長時間働いて健康を大切にしない人は、お金に嫌われます。長時間労働というのは、それだけでお金持ちになれないです。しかも、長時間労働には限界があります。

 

その限界は、普通に労働する場合の3倍です。8時間労働に対して、1日は24時間しかないので、寝る間も惜しんで働いても、3倍しか働けないからです。

もちろん、これをそのままはやろうとすると、確実に体を壊して収入ゼロになってしまうでしょう。

その上、雇い主からも生産性が悪い、残業代がかかると嫌われるので、リストラの対象にもなりかねません。このように、お金を稼ぎたいと思った時に、長時間労働をしてしまうと、お金の本質を知らないからです。

実は、お金は労働時間とはまったく関係ありません。では何と関係があるのか。それは、いかにして多くの人々に影響を与えたかです。

 

例えば、野球選手が年俸何十億円も稼ぐのは、労働時間が長いからではなく、世界中に感動を与え続けているから。

また、芸能人やタレントの給料が高いのも、多くの人に影響を与えているからです。あなたも仕事を通して、いろんな人に影響を与えることができれば、労働時間に関係なく確実にお金が集まってくるということです。

本気で年収を増やしたいと思うなら、長時間労働ではなく、自分はどんなことで人を感動させられるのか、人にどんな影響を与えられるのかということを問い続けること。

何も考えず、がむしゃらに長時間働き続けるだけでは、お金を稼ぐことはできません。

 

4. お金にこだわらない人がやっている最強習慣3選

 

ここからは、お金に困らない人がやっている最強習慣を3つ紹介します。

  1. 貧乏な家は投資せず金融機関にカモにされない
  2. 嫌いな人とは付き合わないを貫いている
  3. お金に関する最大の勇気を持っている

 

❶ 貧乏な家は投資せず金融機関にカモにされない

著者は、貧乏人はそもそも投資をするべきではないと言います。世界中で日本だけが貧乏人でも平気で投資に参加しているそうです。

そして実際に、貧乏人が投資してお金持ちになっているのかといえば、決してそんな事はなく、貧乏人が投資をすることで儲かっているのはその手数料を稼いでいる人たちです。

つまり貧乏人の投資は金融機関で働くサラリーマンなどの給料やボーナスに貢献しているだけ。金融機関にとって、あなたは100%金づるです。

そもそも金融機関は綺麗ごとを抜きに言うと貸金業であり、安く借りたカネを高く貸すことで設けている肉食集団。今はゼロ金利時代なので、タダ同然で一般人から借りたお金を、誰かに高く貸すことによって、自分たちは高い給料をもらっている人たちです。

 

銀行にお金を貯金することで、お金を守ってもらっているようなイメージを持っていたかもしれませんが、あなたが銀行に貯金したお金は、銀行の奥にある大きな金庫に厳重に保管されている のではなく、他の誰かに貸されています。

あなたの貯金は銀行にとっては財布であり、銀行はあなたに借金をしている。

 

例えば、何かの拍子に預金者たちが一斉に金を返せと迫ってきたら、すべての預金者に対し預かったお金を返済できず、銀行は倒産してしまいます。この本質をおさえておけば、金融機関との付き合い方や見方も変わってくるでしょう。

そもそも金融機関はあなたに借金をしているのだから、利息を払って当たり前。金融機関などはあなたにこの投資が儲かるとか、この商品を買ってみませんかなどと、さまざまなものを紹介してくるかもしれません。

しかし、なぜ金融機関はあなたにそれを紹介してくるのか。それは手数料取ることで、儲かるからです。金融商品をまんまと購入してしまった場合、必要以上に手数料が取られていることがほとんどです。

 

手数料率の目安としては、年間で0.5%以上の手数料を取られるような金融商品は取られ過ぎだと判断してください。むやみに金融機関を信用することは やめましょう。

金融機関に限らず、あなたにこうすれば儲かりますよ、これに投資すれば誰でも簡単に稼げますなどといった美味しい話を持ちかけてくる人、100%詐欺師であると覚えておきましょう。

お金に困らない人は、こうした詐欺を華麗にスルーしています。もし、その話が本当に美味しいならば、その人はとっくに大富豪になっていることでしょう。

しかし、そうなってないの、そのおいしい話が嘘だからです。美味しい話を持ちかけてくる人の特徴は、自分がそれをやっていないことです。美味しい投資話は100%詐欺であると覚えておけば、とりあえず大抵の詐欺は防げるでしょう。

 

5. お金に関する最大の勇気を持つ

 

お金に困らない人がやっている最強習慣、2つ目は“嫌いな人とは付き合わないを貫いている”です。

❷ 嫌いな人とは付き合わないを貫いている

ちょっと意外に感じるかもしれませんが、長期的なお金持ちには、好き嫌いが激しい人が多いそうです。お金持ちに徹底して共通していたのは、嫌いな人とは一度は会っても二度目は断じて会わないということです。

◯◯さんから招待されていますがと声を掛けると、たいていは無言で小さく首を振ったり、これからはあの人をリストから外しておいてと、相手の永久追放を暗にほのめかしたりするそうです。

 

このように、人脈を徹底的に選別することが、長期的にお金が流れ込んでいる要因です。

ただでさえお金持ちは忙しいのに、その上嫌いな人間関係で頭を悩ませていては時間がいくらあっても足りません。さらにせっかく気持ち良かった1日も、たった1人の嫌いな人間の存在で台無しになってしまいます。

お金持ちにとって、嫌いな人を人生から徹底的に排除するというのは、当たり前なのです。ある有名なコンサルティング会社のオーナーは、全社員の前で次のように述べたそうです。

「嫌いな人とは付き合うな。自分のことを好きになってくれて、自分もその人のことが好きである方が、仕事はずーっと楽しいしおまけに儲かる。」これからお金に困らない人になりたいと望んでいるのに。嫌いな人と付き合って、頭を悩ませている時間なんてありません。

嫌いな人間の価値なんてゼロに等しいです。また、嫌いな人だけではなく、借金を頼みに来た人とはその場で絶縁することも重要だと著者は言います。

たいして仲良くない人であれば、その場で絶縁すればよいですし、仲の良い人であればちゃんと断りましょう。

お金の貸し借りは、人間関係を確実に破壊してしまいます。親しい間だからこそ、借金を頼まれた時にビシッと断ることが重要です。本当に親友ならば、ちゃんと言葉できちんと地獄に落としてあげましょう。

地獄に落ちたとしても、それがその人にとって必要な試練です。

 

❸ お金に関する最大の勇気を持っている

お金に関する最大の勇気とは、「やっぱりやめておきます」と言えることです。もしあなたが、この一言が言えるようになれば、今後お金に困る可能性はぐんと減るでしょう。

たとえ無理に新聞の加入をされても、すぐに営業所に電話をかけて、やっぱりやめておきますと言えることが大切です。

高価な化粧品など強く勧められて、一度買ってしまったとしても、後で何か違うなあと思ったら「すいません、返品したいです。」と言えることが重要です。

友達に強く勧められて生命保険の計契約を結んでも、翌朝目が覚めてやっぱり入らないほうが良かったと思ったら、すぐに担当者に電話をかけて、「やっぱり、辞めておきます。」と言って、クーリング・オフをすることも大切です。

日本人は一度買ってしまったものや入会してしまったものを「やっぱり、辞めます。」と言って、断る勇気がなかなか持てません。大袈裟に言えば、クヨクヨ悩み続け、人生で幕を閉じてしまうのです。

 

仮にやっぱり辞めますと伝えて、相手が逆ギレしてきたら、深呼吸した上で、落ち着いて次のように伝えましょう。「それは脅迫ですか?」と、たいていの相手はこれで済みますが、それでも相手がつき上げてくる場合は、その上の組織に報告すると淡々と伝えます。

新聞や保険の勧誘ならば、末端の販売店ではなく、新聞社や保険会社本体にクレームを伝える旨をほのめかす。レストランなら現場のスタッフではなく、支配人にダイレクトに伝えると言う。

いざとなれば後ろ盾がある、いざとなればより上の組織に報告すると伝えればいいと心に留めておけば、やっぱりやめておきますとより簡単に言えるようになるでしょう。

断る技術は日常生活のあらゆる面で必要なものですが、特にお金に関してはぜひ やっぱりやめておきますと言えるようになっておきましょう。

 

6. お金をどんどん増やせる人の特徴3選

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ここからは、お金をどんどん増やせる人の特徴を3つ紹介します。

❶ 頭の中に貯金をしている

お金をどんどん増やすというと、具体的に何に投資すればいいのか教えてほしいと、直接的にお金を増やす方法ばかりに目が行きがちですが、この世で最高の投資はあなたの頭の中の銀行に貯金することです。簡単に言うと、 勉強することです。

頭の中にありったけの知識や知恵を詰め込んでおけば、それは誰にも決して奪われることはないです。もし空前の世界大恐慌に襲われて、すべての銀行預金が封鎖されても、あなたの頭の中の貯金だけは誰にも奪えないです。

また、あなたのお金を奪おうとして近づいてくる様々な人も、あなたの頭の中の貯金だけは奪うことができません。

 

例えば、著者は大学時代にトータルで1000万円以上を本に費やしたそうです。今振り返っても。これは人生で最高の投資で、著者の今の礎を築いてくれたと確信。

様々な本を読んで頭の中の貯金を増やしたおかげで、どんなに稼げないと言われている業界でもお金持ちの下限レベルまでなら、工夫次第で達することができると確信したそうです。

著者は二社でサラリーマンを経験したそうですが、事前に本を読んで頭の中に知識があったおかげで、社会に出てからぶつかる人間関係や仕事の壁を、読んでいた本の通りに全てあっさりと解決してきました。

コンサル会社に転職した時ですら、あれこれ全部本で読んで知っていることだらけだったそうです。

すべてが本の復習だったため、楽勝だったそうです。結局、この世で最高の娯楽とは勉強であり、この世で最高の貯金も勉強。コツコツと頭の中に貯金をしている人は、当然その頭の中にある貯金を元にして、現実世界でもどんどんお金を増やすことができます。

 

❷ 体ではなく脳に汗をかく

どんな職業であっても最終的にものをいうのは、あなたの頭脳です。スポーツの世界であっても、長期的に生き抜くには運動能力だけでなく頭脳をどれだけ鍛え抜いたかで決まります。

どんなに体力に恵まれていても、せいぜい30代半ばまでが限界です。

40代まで現役を続けようとすれば、頭脳を鍛え抜いて、栄養学やトレーニングの勉強をし、体力が衰えても活躍できる戦略を立てる必要があります。

その結果、引退しても指導者や解説者として活躍できるようになるのです。

 

これはスポーツの世界だけでなくあなたの仕事でも、確実に知識をつけた人が稼ぎ続けているはずです・ポイントはどれだけ体に汗をかいたかではなく、どれだけ脳みそに汗をかいたかです。

はっきり言って、体に汗をかくのは簡単で、頭を使わずただひたすら体を動かし続けていると、自他共に一生懸命働いているように見せることができます。しかし、脳みそに汗をかくというのは、とてもしんどい作業です。

脳みそに汗をかくことから逃げ続けている限り、あなたは永久にお金を稼ぐことができないと著者は言います。脳みそに汗をかくためには体の筋トレと同じように、脳の筋トレが必須。脳の筋トレには読書が一番です。

なぜなら読書は著者との対話で、頭を使わざるを得ない活動だからです。脳に汗をかいてこなかったと自覚する人は、ぜひ心を入れ替えて脳に汗をかく活動を増やしてみましょう。

 

❸ 運にかけず確率にかける

お金をどんどん増やしている人は、運に頼るのではなく、確率をしっかりと計算してベットしています。当たり前に思うかもしれませんが、これを頭で理解しているのと行動に移して実際に習慣化できるとでは、まるで違います。

お金を増やせる人は、必ず1%でも可能性のある方に賭け、長い目で見ればそれが唯一投信などで勝つ秘訣です。

自分が何に投資をしているか、どういうメカニズムでこの投資は成り立っているのかといったことを理解してから投資することは超重要。

しっかり自分の目で投資商品を確かめ、運ではなく確率にかけることが重要です。さらには自分と生理的に合わない投資はやらないことも重要です。

 

世の中には株式投資、不動産投資、最近では仮想通貨投資などさまざまな投資ありますが、人はそれぞれ向き不向きがあるので、自分と生理的に合わない投資は避けるべきであることもぜひ覚えておいてほしいです。

結局、自分が生理的に合わないことは長く続きませんし、成功するのも極めて難しいです。

今回紹介した、千田琢哉さんの「お金の法則 ー「貯まらない」「殖やせない」にはワケがある」についてより詳しく知りたい方は、ぜひ手にとってみてください!

 

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