すぐやるコツ!『先延ばしと挫折をなくす計画術 無敵の法則』要約(嫌なタスク管理方法)

black marker on notebook 時代を生き抜く考え方・哲学

嫌なことでも忘れそうなことでも、確実に実行するために必要なのはやる気を出すことではなく、準備・習慣・ルーティーンといった自分を動かす仕組みです。

この記事は、野呂エイシロウさんの書籍「先延ばしと挫折をなくす計画術 無敵の法則」を紹介します。

本書は、

  • いつも計画を先延ばししてしまう
  • 挫折しない方法を知りたい
  • 計画を立てるのが上手くなりたい

という方におすすめです。

つい後回しにしてしまう、うっかりやり忘れた。そんな先延ばしや挫折を解消する計画術があります。

本書では計画をやり抜くための55のコツが紹介されており、沢山の法則の中から自分にできるものを実践すれば自分で立てた計画がきっと実行できるはず。

先延ばしや挫折からサヨナラして人生を、より良い方向へ変えていくことができるのでおすすめです。

それではさっそく、中身をみていきましょう!

 

1. 人生を変える計画の立て方

person holding notepad and pen flat lay photography

 

成功への道は計画にあり。しかし、計画だけでは不十分です。その計画を実行する仕組みが必要です。

細々と計画を立てること、それを実行する仕組みを作ることが大切だと著者は言います。

本書ではそれを踏まえ、著者の経験をもとに、効果的な計画の立て方とその実行方法を55の法則として紹介しています。まずは、2つの法則をピックアップして紹介します。

 

スケジュールに目的を書く

計画は、目標を達成するための手段や方法を練る行為です。しかし、それぞれの予定には明確な目的が必要です。目的を持つことで、計画の実行が効果的になり、長期的な成功につながります。

多くの人が計画の実行に失敗する原因は「やる気」の欠如ですが、「やる気」は常にあるわけではありません。

計画を確実に実行するための鍵は、自分を動かす仕組みを作ることです。

 

予定には、前もって決まっているという意味のほかに、”心を1つのことに集中して安定させる”という意味もあります。

予定を立てる際、時間や場所だけを記入するのではなく、その予定の目的も一緒に記入してみましょう。

例えば、会議の予定を入れる際、その会議で達成したい目的や意味、提案内容を明確にしておくことで、会議が効果的になります。

  • この会議でアイデアを2本通そう
  • 役員からの理解を得よう

などのように、予定に時間と場所のほかに、目的を書くことで、計画の実行がスムーズになります。予定を組む時は、PDCAサイクルも意識していきましょう!

 

睡眠を最優先する

質の高い仕事をするためには、適切なスケジューリングが必要です。特に、睡眠を最優先にすることで、翌日の仕事の効率を向上させることができます。

睡眠不足でも、根性で何とかなるという考え方は、長期的には通用しません。

寝不足は集中力の低下やミスの原因となりますが、十分な睡眠を確保は計画の成功に繋がります。

睡眠を犠牲にしてまでやるべきことは、ほぼないということです。

 

計画を立てることは、人生をより豊かにするための第一歩です。しかし、その計画を実行するための仕組みを持つことが、真の成功への道となります。

これら本書の面白い法則を活用して、効果的な計画とその実行方法を身につけていきましょう!

 

2. スケジュールと行動管理の法則

person in green track jacket running

 

成功への道を切り開くためには、効果的なスケジュールと行動管理が欠かせません。ここからは、目標達成のためのスケジュール設定法と、効率とスピードを上げる行動管理の法則を紹介します。

 

目標達成のためのスケジュール設定方法

スケジュールを管理する法則として、本書から3つ紹介します。

まずは、「10年先の予定まで決める」です。これは、将来の大きな目標に向けて、今何をすべきかを明確にするための方法。

長期的な視点でスケジュール管理することで、遠い未来に意識を向けて行動し、いまの自分ではできない“やりたいこと”を達成することができます。

例えば、長期的に起業を目指すことが目標なら、必要な知識を得るためにセミナーに参加する計画を立てる、そのためにいくらお金が必要で、そのための仕事を探すなど、具体的なアクションプランを設定できます。

 

次に、「“歯を磨く”のではなく、“プラークを取り除く”」です。これは、目的を明確にし、具体的な行動を設定することで、効果的なスケジュール管理が可能になる法則。

例えば、歯磨きの目的は「歯を磨く」のではなく、「プラークを取り除き、虫歯に備える」ことです。スケジュールは細かく書き込むことで、目的が明確になり、これこそが行動するための仕組みになります。

 

最後に、「翌週のスケジュールは金曜日ではなく、月曜日にチェックする」です。これは、1週間のスケジュールを効果的に管理し、計画の精度を上げるための方法です。

スケジュールの精度を上げるには、一週間分を見渡すことが重要です。さらに来週の予定も同時にチェックし、準備ができていない部分を洗い出すことを毎日することで、スムーズで綿密なスケジュール管理が可能になります。

 

効率とスピードを上げる行動管理の法則

効率よく目標に近づくためには、行動管理が重要です。ここからは効率とスピードをアップさせる行動管理の法則を2つ紹介します。

「クッションタイムを作って集中力を高める」は、作業の合間に短い休憩を設け、その時間を使って午後のスケジュールを見直し、集中力を維持する方法です。

  • 午前中にやり残した仕事を済ませる
  • 溜まったメールを返す
  • 午後のスケジュールをチェックする

といったことをすることで、一呼吸おいて午後の仕事を加速させることができます。

 

「“とりあえず7割”ルールで無駄を減らす」は、仕事を完璧に仕上げる前に一度立ち止まり、他者の意見を聞くことで、無駄な努力を省く方法です。

仕事の企画書や上司からの頼み事など、他人の意見や判断が介入するものは7割の出来で判断をあおぐ。これにより、中止ややり直しの際の時間を無駄にすることなく、効率的にタスクを進めることができます。

これらの法則を実践することで、より効果的なスケジュール管理と行動管理が可能になり、目標達成へと近づくことができます。

 

3. ルーティン化とマイルールの法則

blue and white signage near trees during daytime

 

日常生活において、物忘れややり忘れを防ぎ、ストレスを軽減するためには、ルーティン化とマイルールの設定が非常に重要です。ここでは、これらの法則を詳しく解説していきます。

 

やり忘れを防ぐルーティン化の法則

まず、日常のタスクを忘れずにこなすためのルーティン化の法則を3つ紹介します。

 

「朝やりたいことは事前にリスト化する」は、持ち物ややるべきことを忘れがちな朝の忙しい時間に、これらを防ぐために事前にリストを作成し、チェックしながら進める法則です。リストの作成は、メモを取る程度で効果があります。

スマホなどのデジタルツールを活用すると、いつでもどこでもアクセスでき、忘れ物を防ぐことができます。著者は朝やるべきことが34個あるそうで、身だしなみを整える行程までつぶさにリスト化しているそうです。

まずは、忘れそうなことだけでもメモしてみましょう。

 

「帰宅したら必ずバッグを空にする」は、帰宅後すぐにバッグの中身を整理し、必要なものを補充することで、翌日の準備をスムーズに行うための法則です。

著者はバッグを空にしたら、濡らしたタオルで中も外も一度拭くそうです。そして、持ち物などの補充をチェックし、必要なものは再びバッグへ戻す。

これにより、朝の忙しい時間に慌てることなく、一日をスタートが可能になります。

 

「最高の明日をシミュレーションする」は、寝る前に翌日のスケジュールを頭の中でシミュレーションし、成功イメージを持つことで、ポジティブなスタートを切るための法則です。

自分の企画が通る、会議の中心にいるといったシミュレーションを寝る前に10分程度することを習慣化し、その際に浮かんだアイデアをメモするなどにより、日々のパフォーマンスが向上します。

 

person writing bucket list on book

ストレスをなくすマイルール作りの法則

日常生活においては、物事が計画通りに進まないこともあります。そんな時にイライラしないためには、感情のコントロールが重要です。

「感情に流されない」は、そのための法則です。イラっとした時に6秒数えてみる“アンガーマネジメント”の技術を身につけ、まあいっかと思えるようになる。イライラした時には深呼吸をして、冷静さを取り戻しましょう。

また、トラブルに対応するためには、事前の準備と早めの行動が重要です。計画を立て、余裕を持って行動することで、予期せぬトラブルにも柔軟に対応することができます。

 

最後に、自分自身との競争を意識し、昨日の自分よりも今日の自分が少しでも成長しているかを常に考えることも大切です。これにより、日々の生活においても前向きな姿勢を保つことができます。

以上、ルーティン化とマイルールの設定を通じて、忘れ物ややり忘れを防ぎ、ストレスフリーな生活を送るための方法を解説しました。これらの法則を実践することで、より充実した日常を手に入れることができるでしょう。

今回紹介した、野呂エイシロウさんの書籍「先延ばしと挫折をなくす計画術 無敵の法則」については、まだまだたくさんの法則があります。気になる方はぜひ読んでみてください!

 

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