5分で学ぶ『ヤバい集中力』要約(集中力を高め、コントロールする方法)

man in white dress shirt ハッとさせられる考え方・哲学


みなさんは、自分にもっと集中力があったら…と思ったことはありませんか?

この記事では、仕事に集中できない、勉強が手に付かないなどの悩みを抱える人に向けて「ヤバい集中力」を紹介します。

本書は最新の科学的根拠から、集中力を上げるテクニックを解説しています。

著者の鈴木祐さんはサイエンスライターであり、月間100万ページビューを誇るブログ「パレオな男」の管理人で、600人を超える海外の学者や専門医へのインタビューを行ってきた人物です。

この記事を読めば、集中力を手にする方法を知ることができます。

さっそく内容をみていきましょう!

 

1. 集中力という能力は存在しない

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さっそく元も子もないですが、集中力という能力は存在しないそうです。

私たちが普段思っている集中力とは、セルフコントロール能力や自己効力感といった複雑なプロセスの全体を何となく“集中力”と呼んでいるに過ぎません。

集中するにはこれらをトータルな枠組みの中で、本能を理性でコントロールする必要があるのです。

著者はこの本能をと呼び、理性を調教師と呼んでいます。

獣の特性は本能

獣は「本能」のことで、以下のような特性があります。

  • 難しいものを嫌う

獣はエネルギーの浪費を防ぐため、抽象的で解読が難しいものを嫌う性質があります。

  • あらゆる刺激に反応する

獣は情報の並列処理が大の得意なので、無数の小さな刺激に反応してしまう性質があります。

  • パワーが強い

獣は1秒当たりに1,100万以上の情報を処理する能力があるので、瞬時に体を乗っ取るパワーがあります。

いったん獣に乗っとられれば、私たちはなす術がありません。

調教師の特性は理性

調教師とは「理性」のことで、獣とは逆の特性があります。

  • 論理性を武器に買う

調教師は“データの直列処理(順次処理)”が得意なので、合理的に思考することができます。

  • エネルギー消費量が多い

調教師は脳のワーキングメモリに大きく依存するためエネルギー消費量が多いです。

  • パワーが弱い

調教師は直列処理のため、多大なエネルギーを消費しスピードとパワーがありません。

圧倒的パワーを持った獣と勝負をしても結果は見えています。

 

2. 獣には報酬を予感させる

leopard on tree branch


獣のやる気を上げるには、あるポイントがあります。

それは「報酬の出し方」です。

獣は報酬の額で釣るのではなく、報酬を“予感させる”ことで釣るのです。

獣は課題が難しすぎると、頑張ってもゲットできそうにないから放っておこうとなり、課題が優しすぎると、いつでもゲットできそうだからやはり放っておこうとなります。

そこで、ちょっと頑張れば手に入りそうな報酬を予感させる設定が必要になります。

これにより、獣をやる気にさせることができるのです。

想像してみてください。

仕事をしていて、これは全く意味がないという課題はやる気が出ませんよね。

同じく、あまりにも難しい課題に対してもやる気が出ません。

ちょっと頑張ればできそうな課題は、今にもやる気が出てきそうになりませんか?

獣は儀式を好む

獣をやる気にさせるにはテクニックもさることながら、獣が好む環境にしてあげることも重要です。

獣が好む環境にするには儀式が有効です。

実は獣の内部には反復に強く反応するセンサーがあります。

何度も繰り返されるものに魅力を感じ、モチベーションが高まるようにプログラムされているのです。

反復とはいわば儀式のことで、この動作をしたら大事な作業に取り組む決めた手順も何度も繰り返すことで儀式化することができます。

朝起きたら顔を洗う、タスクを確認したら簡単なものから取り掛かるなど実効性が高い儀式を作ることで獣がやる気を出してくれます。

 

3. 調教師は物語で強くなる

Circus Alexander


獣を操るには、調教師の能力も上げなければなりません。

調教師の能力を上げるキーワードが「物語」です。

物語とは「論理の力」のことで、私たちのアイデンティティを作ることを指します。

例えば、“私は仕事を必ずやり遂げる”という自己像を作ったとします。

そして、仕事中に飽きたからやりたくない、休憩したいと、集中力が続かなそうな状況に襲われたとします。

この時、反射的に“やり遂げる人間”という自己像を守ろうとし、仕事に意識を戻すことができるのです。

自己像を論理的に最適にすることで、調教師の能力を高めることができます。

獣は観察するとおとなしくなる

獣の力は強く、気を抜けばすぐに支配されてしまいます。

こんなとき役に立つのが、「デタッチド・マインドフルネス」です。

デタッチド・マインドフルネスとは、思考と感情から距離を置き何も分析せずただ観察する行為のことを指します。

例えば、仕事の締め切りが明日に迫っている。

しかし、たった今訪問先で大きな取引を成立したばかりでやる気が出ないという状況だったら。

取引が成立し、その達成感を壊したくないから獣が気力を抑えているな。

やる気が出ないことはおいといて、まずは提出書類の1文だけ書いてみよう!

と感情を観察し、やり過ごすことで、獣に支配されずに済んだりします。

 

4. 集中できなくなったら諦める

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ここまで、さまざまなテクニックを紹介してきましたが、最後に一つ押さえておきたいポイントがあります。

それが、諦めることです。

実は集中力をキープするには、物事を諦めることが欠かせません。

集中力が続かない人は、集中力を追い求め過ぎる傾向にあります。

あまりに集中力を求めすぎると、調教師が自分には能力がないと考えてしまいます。

これが繰り返されるとアイデンティティに刻み込まれてしまい、マイナスの自己像が出来上がってしまいます。

集中力を持続させるには、時に諦めることも重要なのです。

 

この記事では「ヤバい集中力」の超重要なポイントに絞って解説してきましたが、これを機会に手にとって読んでみるのもおすすめです。

 

 

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