【5分で学ぶ】イーロン・マスク 成功の秘訣(Paypal、テスラ、スペースX)

ハッとさせられる考え方・哲学

画像引用:https://jogja.voi.id

テスラという名前の電気自動車会社を知っていますか?

この記事では、テスラ、スペースXのCEOイーロン・マスクの人生を紹介します。

世界を救うことを人生のテーマとし、宇宙ロケットや電気自動車などの不可能を次々と実現させてきた天才起業家イーロン・マスク。

そんな彼の人生と成功し続ける、3つの成功法則を分かりやすくまとめていきます。

ぜひ最後まで読んでみてください。

 

. 第一原理に基づいて考える


マスク成功法則の1つ目は、第一原理に基づいて考えること。

物理学、ソフトウェア開発、機械工学に始まり、AI、宇宙工学、エネルギー、自動車など実に幅広い分野に精通しイノベーションを起こし続けてきた彼は、あるインタビューでVC(ベンチャー・キャピタル、投資家)ではなく第一原理に基づいて考えることが重要だと述べています。

第一原理を簡単に言えば、変わることのない科学の真理のこと。

人間が自然科学に付け足した様々なフィルターを取り除き、原理・原則に基づいて考えることを重要視しているということです。

例えば、スペースXでのロケット開発時にこの考えに立ち戻ったマスクは、ロケットを構成している全部品の原材料費はロケット代金の2%に過ぎないことを発見したり、これまで使い捨てが一般的とされてきたロケットの再利用を視野に入れるなど、従来の常識を覆して大幅なコスト削減が実現可能であることとを突き止めています。

この原理・原則を知ることの優れている点は、“軸がブレない”ということです。

何かをするときにやり方や方法しか知らないと、それに縛られてしまいます。

しかし、原理・原則に基づけば、あらゆる方法を工夫して試すことができます。

例えば、とあるメーカーが大した新製品も投入せずに、マーケティングやブランディングにばかり執着しているとします。

この時に業績が伸び悩んでいる原因は売り方にあると決めつけると、物を売るための仕組みが作れていないからだ、ブランド化がされていないせいだとその手法ばかりに目がいってしまいます。

しかし、経営の原理・原則に基づいて考えると、もともと商売の始まりは物々交換でそれは必要な価値と必要な価値の等価交換だったはずです。

そこには付加価値をつけて少し高くしようとか、自分の商品を効率よく得るためのマーケティングを覚え、自分をブランドとして認知してもらおうなんて考えはなかったはず。

すべてはお客様のためという原理・原則に従えば、今何をすべきかが自ずと見えてくるのです。

実際にマスクは、テスラでは1円たりとも広告宣伝費を使用しておらず、全てのお金を製品の研究開発とデザインに使っていることを明言しています。

これは皆さんの人生にも言えることで、自分の原理・原則、いわば価値観や志を持っておくことはとても大切です。

友人、家族、仕事、お金、娯楽、健康。

様々なものがあなたの人生に影響を与えてきますが、多すぎる選択肢を前にして迷う必要はありません。

自分の原理・原則、価値観に従って選択していきましょう。

 

2. 大きく考え、小さく始める

person holding white and blue plastic blocks


マスク2つ目の成功法則は、大きく考え小さく始めること。

この成功法則を掘り下げるために、まずはマスクが大成功を収めるまでの生い立ちをまとめていきます。

学生時代には既に人類の進歩に貢献できる分野がインターネット、クリーン・エネルギー、宇宙の3つだと考えていたマスクが壮大なビジョンを実現する第一歩は、読書でした。

幼少期に1日2冊の本を読み、母親から百科事典と呼ばれるほどに情報を吸収していた彼は、12歳で自作のゲームソフト「ブラスター」のコードを雑誌に投稿すると賞金500ドルを手にします。

大学ではバッテリーの技術を学び、経済学と物理学の学位を取った後に、弟とともにソフトウェア制作会社Zip2を設立。

その後、Zip2を約3億ドルで売却すると彼は2200万ドル、日本円にして約23億円もの大金を手に入れ一気に億万長者の仲間入りを果たします。

しかしここで終わらないのが、イーロン・マスク。

今度は手に入った資金の半分以上を投資して、後のペイパルとなるオンライン銀行ペイジーも創業し、こちらもその後ペイパルを約15億ドルで売却すると、ついに2002年宇宙開発企業をスペースXを設立。

2年後にはクリーン・エネルギー分野でもテスラ社のCEOに就任するなど、その後も革新を起こし続けています。

このマスクの一連のキャリアは、とある重要な戦略に基づいています。

それが、ドミノ戦略です。

この戦略は、大きな目標を達成したい場合でも、最初はとても小さなことから始めようというもの。

ドミノの面白い点は、次のドミノは前の1.5倍のサイズを倒せることで、1枚目の高さがわずか5ミリのドミノでも、13枚目にはエネルギーにして20億倍以上にも膨れ上がり、30枚目には東京スカイツリーを倒せる威力になります。

マスクの場合は、読書という最初のドミノからプログラミングの習得、宇宙開発の基礎となる物理学の専攻に続き、数社のIT企業創業・売却などで手に入れた資金を、スペースXやテスラへ投資するなど、すべてが一連のドミノになっています。

この戦略を採用するメリットは、ドミノを倒すにつれてエネルギーが指数関数的に膨れ上がること。

ドミノの勢いは、掲げたビジョンを実現する数歩手前から急加速していきます。

しかし、最初のドミノを倒してからしばらくは進歩していること自体を把握しにくいため、多くの人が急加速する前に諦めてしまうのです。

では、ドミノ戦略に基づいて成功するためのカギは一体何なのか?

ニューヨーク・タイムズのベストセラー作家ラミッド・セティは、ゼロ百思考を止めることが重要だと分析しています。

ゼロ百思考とは、すべてをやる必要がある。

そうでなければ、全くやらない方がいいといったような両極端に振り切った考え方のこと。

例えば、会社員を選択するか独立して起業するかの二者択一で考える。

人間関係においては、この人はいい人、あの人は悪い人と決めつけてしまうことなどが挙げられます。

0か100か、どちらか一方を考えていると、一瞬で痩せられるダイエット法や、すぐに稼げるノウハウのような、即座に最後のドミノを倒してくれる魔法の杖を追い求めることになります。

これでは途中の大事なドミノをすっ飛ばしているようなものなので、少し上手くいかないと、粘り強く取り組めず投げ出してしまいます。

そうではなく、0点よりは50点の方が断然いい、黒よりはグレーの方が白に近いといった考え方にシフトすべきです。

会社員をしながら副業するのもよし、独立してからアルバイトを始めてもいいわけです。

人間関係も誰だって欠点の1つや2つはあるもので、関わる人全員グレーゾーンに入ると思っておけば楽ですよね。

ですからどんなに長い度でも、まずは1歩踏み出すことから始まると理解し、最初のドミノを倒したら、徐々に勢いをつけて粘り強く着実に前進していきましょう。

 

3. 決して諦めない

man in orange jacket and black pants on snow covered mountain during daytime


マスク3つ目の成功法則は、決して諦めないことです。

2002年に設立されたスペースXが、初めて打ち上げに挑んだのは2006年のこと。

以来2007年2008年と3度にわたって失敗が続き、マスクはもし次も失敗したら資金が尽きるところまで追い詰められました。

個人の資産で売れるものはすべて売り、友人から生活費を借りるほどの状態になっても、境地する幹部や社員にこう言いました。

「私はこれまでもこれからも決してあきらめない。

息している限り、生きている限り事業を続ける。」

そんなマスクの執念が実を結び、2008年には最後の資金をかき集めて行った4回目の挑戦で、ようやくロケットの打ち上げに成功します。

ところがそんな最中、今度はテスラ・モーターズが倒産寸前まで追い込まれます。

こちらもギリギリのタイミングで投資を獲得しますが、その後も2013年にはロケットの着陸に失敗、翌年はテスラの看板であるモデルSが複数大炎上。

2016年にはモデルXが1年以上納車遅れ。

300万ドルの衛星打ち上げにも失敗します。

しかし、そんな彼を救ったのは、人類を救うという燃えたぎる情熱でした。

人類を人口爆発や環境破壊による危機から救うには、火星に移住する技術が必要になるし、化石燃料の枯渇問題を解決するためには、電気自動車をできるだけ早く普及させなければならない。

それが、自分の使命だと認識しています。

その思いはついに、2020年5月に一つの形となります。

スペースXは民間企業で人類史上初となる有人宇宙飛行に成功し、彼は歴史にその名を刻みました。

マスクはとあるインタビューで、こう語っています。

失敗は結果として起こり得るもの。重要だと思えることならば、成功する確率が低くてもそれをやるべきだ。

世界を救うために学び続け、イノベーションを起こし続けてきたイーロン・マスク

その勇気と行動力に、あなたはどんな思いを抱いたでしょうか?

立ち止まることのない彼の姿が、みなさんの人生に少しでも役に立ったなら嬉しいです。

 

 

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