みなさんは何かの作業に集中するときに、音楽を聴きますか?
全くの無音よりもカフェだと集中できるという方も多いと思いますが、人は無意識に何か音を探す習性があり、心地よい雑音(ホワイトノイズ)がある方が集中できるそうです。最近では手頃にノイズキャンセリングイヤホンも手に入り、雑音の少ない環境を獲得しやすくなっているからこそ、小音で聴いてほしい、個人的に集中できる作業用プレイリストを今回は3つ紹介します。
1. Spotifyの集中用プレイリスト「Deep Focus」
1つ目は紹介するまでもないかもしれません。音楽ストリーミングアプリ、Spotifyで“集中”と検索すればヒットする、「Deep Focus」という公式作成のプレイリストです。
公式の謳い文句は、一人で黙々と仕事や勉強をこなすための「超集中用」プレイリスト。さすがに超集中というだけあって、歌詞のないインストゥルメントがほとんどで、落ち着いたしっとりした曲が多いです。
中には、坂本龍一やレイ・ハラカミ、Kan Sano、インストゥルメントバンドのLITEといった日本人アーティストの楽曲も多数含まれています。個人的にお気に入りの曲は、ゴーゴー・ペンギンの「Brado」、Mishegasの「Drive」、LITEの「Saigo no Bansan」です。
2. 建築家・谷尻誠さんのプレイリスト
2つ目は、インテリア系雑誌「Casa BRUTUS」とSpotifyがコラボしたウェブPR記事からの拝借になりますが、活躍が目覚ましい建築家・谷尻誠さんのプレイリストになります。
「20代のころカルチャーもファッションもクラブで学んだ世代なので、やっぱりエレクトロが好きなんですよね……」と言いながら2種類のプレイリストを披露してくれた谷尻さん。
まず仕事中に聴きたいプレイリスト〈Makoto Tanijiri〉は、ジャーマン・エレクトロハウスの人気トリオLes Loupsから始まって、ノルウェーの至宝ロイクソップや、マイケル・グレイの大ヒットディスコ・トラック「The Weekend」。
ダフト・パンクの隠れた名曲「Something About Us」もさりげなく入ってたりして、心地よく気分があがる選曲だ。
ーーCasaBRUTUS ウェブ記事より抜粋
上記の抜粋にあるとおり、仕事用に作られたプレイリストで、歌詞のある楽曲が多いながらも、BGMとして優秀なとても集中できるリストになっています。谷尻さんのSpotifyアカウントには、もう一つのプレイリスト〈Dining〉も公開されています。個人的お気に入り楽曲は、ダフト・パンクの「Something About Us」、Moon Bootsの「Whatever you need」、コム・クルーズの「Declination」です。
3. BLKTOP PROJECT の「Lane Change」
最後は、伝説のスケーター5人によるバンド“BLKTOP PROJECT”のアルバム「Lane Change」(2009)です。
フェラ・クティ、トーキング・ヘッズ、ギャング・オブ・フォー、ジェームス・ブラウンの音楽的要素に、スケーターならではストリート・センスをミックスさせ、クリエイトした「ストリートのインストゥルメンタル集」です。
なんとこちらのアルバムはSpotifyにありません!セカンドアルバムは配信されているのですが、個人的にはこちらがお気に入り。学生時代に建築模型を作るアルバイトをしていた時にひたすら聴き流していました。個人的には1曲目の「Keep on Pushin」がめちゃくちゃカッコいいと思っています。
ということで、家でカフェでノイキャンイヤホンと組み合わせることで鬼に金棒な作業用プレイリストを3つ紹介しました。みなさんの作業用プレイリストに1曲でも追加させられたら幸いです。