画像引用:https://image.itmedia.co.jp/
みなさんは、今の仕事に満足していますか?
この記事では、ひろゆきさんの「働き方完全無双」を紹介します。
数々の名言を残しているひろゆきさん。
この本では、“働くこと”について、ひろゆき流の合理的な考え方を学ぶことができます。
さっそく、その内容をみていきましょう。
1. 成功はたまたま訪れる
ひろゆきさんは、成功はたまたまであると言います。
例えば、ひろゆきさんはネット匿名掲示板「2ちゃんねる」をつくって有名になりましたが、
「その成功の秘訣は何ですか?」とよく聞かれるそうです。
考えられる答えは、他と違う戦略、機能、ネーミング…
しかし、ひろゆきさんの答えは、
「匿名掲示板の仕組みはもともとあったけれど、途中でやめてしまう人が多く、たまたま自分だけが長く続けたから。」
2ちゃんねるの成功は、たまたま宝くじに当たったようなものだそうです。
たまたま有利な場所にいたから勝てる
ひろゆきさんが大好きな書籍「銃・病原菌・鉄」から、具体例をもうひとつ。
世界史を学んでいると、ある時代の覇者となる民族が現れますよね。
彼らは特別に優れた能力を持っていたからではなく、地理的に有利な場所にいたことが要因として大きいです。
つまり、たまたま有利な場所にいたから勝てたということ。
これは、ビジネスにも当てはまります。
企業においても、当初計画の通りうまくいった例より、たくさんの分野に手を出し、そのうちの1つがたまたま当たったという企業の方が多いです。
血の滲む努力をしたからだ、不眠不休で頑張ったから成功したと語る成功者もいますが、それは後付けの理由。
ならば、この “成功はたまたまだという事実から導き出される成功の秘訣” は何でしょうか?

それは、新しいことには首を突っ込んでおく、常に何かをしておくということです。
動画をYouTubeに上げてみたり、ブログを書いてみたり、やることは何でも構いません。
例えば、10年前のヒカキンさんのYouTubeを見ても、この人が将来会社を上場させて年収数億円稼ぐなんて誰も思わないですよね?
おそらく、「この人はいったい何やっているんだ?」という感覚になるのが普通。
新しく何かを始める人は、みんなにそういう感覚を持たれるものです。
その中で数%の人が面白がるようになり、気づいたらなぜかうまく回っている。
そんなことが、いつの間にか起こるというわけです。
何か新しいことをやり続けておくと、ある日突然人気が出る瞬間がやってくる確率は上がります。
新しいことは早く始める方が有利
また、ニコニコ動画で有名な歌い手さんという方がいますが、彼らの成功に歌の上手さはそこまで重要ではありませんでした。
重要なのは、たまたま早くからそこにいたという事実。
もちろん、米津玄師のような圧倒的実力者もいます。
しかし、彼らの多くは、ニコニコ動画というプラットフォームに早くいたから有名になれたんですね。
何か新しいことが流行したとき、最先端の人が使っているツールは、変に斜に構えて批評家にならず、とりあえず早めに手を出しておきましょう。
2. オワコン業界を選ぶな
たまたま成功する場所にいる重要性は、会社選びでも同じです。
入った会社がたまたま成長して、そのおかげで給料が増えたとします。
なぜあなたの給料が増えたかというと、“成長している時に、たまたまそこにいた” という幸運があったから。
そして、その伸びている会社で働いていたという経歴は、転職の際に有利になることは間違いありません。
たまたまだろうと何だろうと、結果さえ出てしまえば、理由はいくらでも後付てきますからね。
たまたま会社が伸びただけなのに、
「元々あの会社の事業が伸びると思い、あの会社に就職しました。」
と言えば、面接官は「コイツは見る目があるのでは?」となるのです。
要するに、仕事を選ぶときに伸びている業界を選ぶことは極めて重要です。
たまたま落ち目の業界にいると、努力は報われにくい
たまたまそこにいたというだけで、個人が頑張っていても、オワコンの業界にいるだけで全員が一緒に沈んで行く羽目になります。
例えば、いま危ないと言われているのは銀行です。
特に機械化に置き換わっていく窓口業務をやっている人は、非常に厳しくなるでしょう。
実際に、アメリカでは窓口業務は時給1,200円ぐらいの人がやっているそうです。
また、タクシーの運転手も自動運転や車のシェアリングエコノミーが進むにつれて、厳しくなってくると言われています。
では、どの業界が狙い目なのでしょうか?
ひろゆきさんがおすすめする業界は、もちろんITの業界です。
プログラミングができて、かつ英語が話せれば、世界中どこでも働くことができます。
日本が不景気でも、海外に行って高い給料を貰うという働き方が出来るわけですね。
3. お金は全力で貯めておけ
ひろゆきさんは、これからは同じ会社で働き続けて出世することが、どんどんレアケースになると言います。
そのため、今後は会社を辞めることを前提にして、生活を設計しなくてはならないそうです。
アメリカで転職が当たり前になっているように、日本でも転職することが当たり前になってくるということです。
また転職する際の基準として、ひろゆきさんは毎年100万円の貯金ができることが重要だと言います。
逆に、仕事を選ぶ上で年収そのものは、そこまで気にする必要の無い尺度だと考えているのです。
その理由は、年収1,000万円でも生活費カツカツで暮らしている人より、年収500万で毎年100万円の貯金ができている人の方が、生きる上で絶対に有利だから。
働き始めるのが22歳ぐらいからであれば、32歳で1000万円貯めることができますよね。
そうなると、人生に十分な余裕ができますし、嫌だったらいつでも会社を辞めてやるという強いマインドで働くことができます。
分野にもよりますが、人間の能力は大抵ある程度年齢を超えると衰えていくものです。
サラリーマンは能力の代わりに管理職に就くことで給料が上がりますが、バリバリ働いている30代が能力のピークであることがほとんどでしょう。
35歳を超えると、転職が難しくなるという話をよく聞きますよね。
それも、この能力の問題が関係しています。
転職できる若いタイミングでお金が貯まっていて、お金と心に余裕がある状態を保っておくことは、転職に踏み切るためにも重要なことなのです。

また、年収が高くても貯金ができない人というのは、次の2つの理由があります。
- ストレス発散にお金を費やしている
- 全てにおいて生活レベルを上げてしまっている
いくら年収が高くても、常にストレスが溜まった状況でマッサージに通ったり、高い食事にこだわったり散財するようになってしまえば本末転倒です。
一度自分の今のストレスレベルを基準にし、仕事選びを考え直してみましょう。
生活レベルは年収があるにつれて、家賃の高いところに住んで、それに合わせて家具や食器などもレベルアップさせる人が多いです。
しかし、優秀な経営者に散財する人は一人もいません。
年収が高そうな経営者の人でも、仕事においては1円でもコストを下げる努力を欠かしていません。
自分には意味がないと思う部分には、主体的にお金を使わないようにしましょう。
これらのことを意識するだけでも、貯金ができる体質にどんどん変えることができるそうです。
今回は、ひろゆきさんの働き方に関する考え方を紹介しました。
より詳しく知りたい方は、ぜひ本書を手にとってみてください。

出典:huffingtonpost.jp/
ひろゆき
本名:西村博之
1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース。