『お金と自由を手に入れる投資家思考』要約(人生のカリスマ投資家なるための方法と習慣)

man holding black smartphone with flat screen monitor in front 日々を豊かに、丁寧に暮らすコツ

 

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この記事では、鈴木優平さんの書籍「お金と自由を手に入れる投資家思考」を紹介します。本書は、

  • 自分の人生を自らの手で良くしたい
  • 人生について真剣に考えたい
  • 良い習慣を作っていきたい

という人に、おすすめです。本書の著者は、不動産販売会社の社長。大手不動産会社の営業職として、10年で100億円の売上を個人で達成。独立後は、投資家思考で人生が豊かになると著者は確信し、お金のパーソナルトレーナーとして、個人や企業の資産運用のトレーニングを行なっています。

人生を変えようとチャレンジする人を、一人でも多く増やすことが、本書の目的です。投資家思考で行動し、リスクをとってリターンを得る習慣をつける。その結果、臆することなく新たなチャレンジができるようになり、人生の可能性がどんどん広がる。投資家思考によって、日々の決断と行動が変わり、様々なメリットが受けられます。ぜひ、本書の内容を生活に取り入れてみてください!

 

1. 投資家思考とは

man wearing black notched lapel suit jacket in focus photography

 

ますば、投資家思考ついて本書から3つのポイントをピックアップして解説します。

投資家思考とは

投資家と言われると、どんなイメージがありますか?

例えば、ファンダメンタル分析やテクニカル分析を駆使して、株価をデイトレードする億り人をイメージするかもしれません。しかし、本書で著者の言う投資家とは、そういった複雑な分析をする人ではありません。投資家思考と投資家は違います。投資家思考は、株や不動産などの資産形成の話だけではなく、仕事やキャリア形成の話も含まれます。お金・時間・労力・信用といった資産を投じて、その結果リターンを得ることです。すべて限られた貴重な資産です。

投資とは、単にお金を増やすためのものではありません。自分のやりたいことを叶えるための手段です。叶えたい目的に向かい、お金や時間、労力、信用を投じて、その見返りとして期待する結果を得ようとするあらゆる行動です。例えば、この服を着たら気分が上がるかもしれない、家族や友達が素敵だねと褒めてくれるかもしれない。これらはすべて、将来の不確実こと=リスクです。そこに対してお金や時間や労力をかけるかどうか、限られたリソースを最大限活用し、リスクとリターンを合理的に比較して判断できるかどうかが、投資家思考です。

 

投資家思考のメリット

投資家思考で日々の決断と行動が変わると、次のようなメリットがあります。

  • やるべきことに集中できるようになる
  • 時間と労力の無駄遣いがなくなる
  • お金の浪費が減り、貯まり、増やせる行動に意味づけができ、後悔が減る
  • 無意味な人付き合いがなくなる
  • 自分なりの判断塾ができる
  • 迷いや悩みが減り、決断力が上がる
  • 将来のリスクを小さくできる
  • 生き方を自分で選べるようになる

です。世の中、ノーリスク・ノーリターン。リスクを取らなければ、リターンを得ることができません。結果がどうであれ、リスクを取るという決断をした人ほど、人生の可能性はどんどん広がっていきます。思い切って普段と違う選択をしたら、うまくいった経験があると、行ったことがないことをチャレンジするハードルが下がります。

 

投資家思考の資産とは

投資家思考における資産は、お金・時間・労力・信用の4つです。

お金は、必要なものを手に入れるためのツールに過ぎません。お金を使い得るものや成果、喜びや成長にこそ大きな価値があります。

時間は限りある資産です。例えば、あなたは明日の朝一番に86,400円を手渡されます。そのお金は1秒に1円ずつ減り、翌朝になると消滅してしまいます。つまり1日のうちに使い切らなければならないです。1秒でも早く決断し、一切の無駄なく使い切るには、頭をフル回転させるはず。1日24時間を秒数に直すと、86,400秒になります。時間は過ぎてしまえば二度と取り戻せないものです。あなたは毎日の朝一番に与えられる、この86,400秒を消滅する前に、無駄なく使い切っていますか? いつかやろうと思ったまま過ぎていく時間は、何も生み出すことがありません。それでは、時間という貴重な資産を弄しているに過ぎないです。

 

本当に自分がそこに労力を割くべきか。労力という資産に関しても、投資としてよく考える必要があります。何でも自分でやるのではなく、人に任せることができることも重要です。人に任せることは、心配も多くリスクもあるでしょうが、株式投資自体も人に任せる行為です。株を買うことは、経営者にお金を託し、利益を生み出してもらえるように任せていることだからです。

信用には、金融機関に対する社会的信用、人間関係における人間的信用の2種類があります。ひとつ目の金融機関に対する社会的信用とは、ローンが組めるかどうかというような評価のことです。そして、2つ目の人間関係における人間的信用は、今までの人生の通知表のようなものです。今は個人の信用が非常に大きな価値を持つ時代です。YouTuberなどのインフルエンサーがわかりやすい例で、信じるに値する人にはファンもスポンサーもつきやすいもの。今自身の信用の貯金残高はどのくらい貯められているでしょうか。

 

2. 投資行動に踏み出せない原因

woman on flip position sky diving

 

ここからは、投資行動に踏み出せない原因について、本書から3つのポイントを解説していきます。

損失回避性

人生果たしてこのままでいいのかモヤモヤを感じても、何もしないという人は実に多いです。一体なぜなのでしょうか?それ原因の一つが、損失回避性にあります。それは、未来の可能性を広げる楽しさより、失敗や損失への恐怖が勝ってしまうということ。例えば、1,000円を獲得するというポジティブな感情よりも、1,000円を失った時のネガティブな感情の方が2倍大きく感じると言います。

アメリカの心理学者ダニエル・カーネマンらは、人は損失を避けようとする習性があると指摘しています。その思考のクセを損失回避性と呼んでいるのです。人は目の前に利益があれば、それが手に入らないというリスクを回避する。そのため利益を確定しようとします。逆に、損失が出そうであれば、なんとかそのリスクから逃れようとします。そのような損失回避性のせいで、できない理由が頭に先に浮かびます。そして、現状維持をよしとしてしまうのです。

このように、習慣的に私たちは損失を避けてしまいがち。人には現状維持バイアスという変化を避け、現状以上望め心理作用があります。未経験のものへの変化を安定損失と認識し、現状維持してしまう。投資家思考は、損失回避性を理解し、自分は損失を無意識に避けようとするものだと知ったうえで、合理的な判断をします。少しリスクを取ったほうが、実は期待値が高いということも見逃してしまいます。行動を起こさなければ、目標達成できる確率は0%のままですよね。行ったほうがいいと答えは出ているのに、いつまでも不安で情報集め続けてしまうこともあります。安定損失は、機会の創出と置き換えてあなたの取り組みを始めることを、著者は勧めています。

 

リスクを取った経験が少ない

人生は、選択と決断の連続です。アメリカのある研究によると、人は1日に35,000回もの決断をしているそうです。その中でも、あまり迷うことなく、自然に決められるものは、質の低くてよい決断です。例えば、ランチに何を食べようかなど。いままでやったことのない行動や決断をすることは、質の高い決断になります。過去に思い切って普段と違う選択をしたら、うまくいったという経験があると、やったことがないことにチャレンジするハードルが下がります。

リスクを考えると、実際よりも過剰に恐れてしまいがちです。その大きな原因は、リスクを正しく評価し、リスクを取るという経験が少ないから。リスクを取らなければ、リターンは得られません。結果がどうであれ、リスクを取る決断をした人ほど、人生の可能性はどんどん広がっていきます。確かに、リスクは甘く見積もるのは良くないですが、過剰に恐れる必要もありません。

 

人に任せられない

すべて自分でやらなくては気が済まない人は、人に任せるリスクを取れない人です。人に任せることで、使わなくなった労力をもっと効率よく使うことも、投資家思考の一つです。投資に100%の正解はありません。どこかで自分の手を離して任せる決断も必要です。任せるという点で一番重要なことは、完全に振り切って任せられるかどうかです。著者は、任せたことすらも忘れてしまうくらいがいいと言います。気がかりをなくすことができれば、他のことに100%の力を注ぐことができるからです。もちろん、人に任せることも自分の責任において決めているため、責任まで放り投げるものではありません。

 

3. 投資家思考になる為の行動指針

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最後に、投資家思考になるための行動指針について、本書から3つのポイントを解説します。

情報収集や学習

リスクを下げるには、情報を取ったり本を読んだりして、学習したりすることが大切です。ほとんどの人は、飛行機に乗って旅行できます。墜落するリスクがある中、人はなぜ飛行機に乗ることができるのでしょうか。何事もゼロリスクはありえないものですが、リスクがなぜほぼ見えなくなってしまうのか。それは、考慮に値しないくらい発生する確率が低いからです。アメリカの国家運輸安全委員会の行った調査によると、航空機に乗って死亡事故に遭遇する確率は0.000%。アメリカ国内に限るなら0.00034%まで低下するそうです。年に1~2回しか飛行機に乗らない人であれば、まず考えなくていい確率です。ちなみに、自動車における死亡事故の確率は0.03%で。飛行機に比べればはるかに高いです。

こうした事実に基づくデータがあることで、どれくらいのリスクがあるかが見えてきます。そこで初めて海外に行けるとか到着地まで早く行けるなどのリターンとの比較が可能となり、納得のいく決断が下せます。正確な情報をより多く集めるほど、リスクのコントロールができるようになる。目的のために一歩踏み出して取るリスクを過大評価して、小さなリスクも取れなくなっているようでは、人生が豊かになりません。また、リスクが大きいほどリターンは大きくなるもの。リスクを取るときには、正しくリスクを評価し、正しく恐れることが大切です。

 

早い決断と行動で、リスクを少なくする

情報収集や学習も大事ですが、決断と実行は何よりも重要です。時間を浪費してはいけない理由は、時間があるリスクを軽減してくれるからです。早く決断実行し、長い時間をかけてリターンを安定させるべきです。株式投資もなるべくリスクを抑えながら、長い時間をかけて着実にターンを得ます。この長期投資は資産形成の基本中の基本。アメリカの資産運用会社フィデリティ・インベストメンツによると、10年間の調査で投資の成績が最も良かった人の属性の1位は「死人」、2位は「運用していることを忘れている人」だったそうです。

投資の神様、ウォーレン・バフェットも、“保存期間は永遠というのが好みだ”と言っています。株式を持ち続けられること、つまり投資は永遠に止めないことこそが重要です。時間を有効に使いリスクを出たり、安定させたりするのが投資の鉄則です。株式投資の場合、ひたすら保有し続けるほど価格の変動の幅は収束していきます。投資家思考に関しても長期的な視点で、より確実に利益を上げることが重要です。投資家思考に基づいた行動をコツコツと積み上げる。その結果、徐々に人生変わっていくと著者は言います。

 

基本はギブ(GIVE)

投資家志向を持つ人は、まず自分が与えることに慣れているそうです。ただし、日常的にこれを実践できる人は

意外に少ないとも著者は言います。なぜかというと、ギブしたからといって必ずしもリターンを得られるわけではないからです。むしろ、何も帰ってこないことの方が多いです。ギブはほとんどが期待したリターンが得られないという難しい投資だと著者は言います。大事なのは、誰にギブするのか基準は、その人と長く付き合っていきたいと思えるかどうか。相手がどんなにお金や人脈を持っていたとしても、見返りを求めるギブは見透かされてしまいます。それでは長期的に良い関係を構築することは難しいです。

 

では、長期目線でギブする相手をどのように選べばいいのでしょうか。それは一生ギブし続けられると思える人かどうか。人の成功を応援するということが、投資家指向の本質です。人脈を広げることは良いことですが、あらゆる人と、平等に付き合うのではなく、付き合う人をきちんと選ぶのも投資家思考です。

また、相手に対し、長期にわたって自分の時間や労力を投資する価値があるかどうか。自分の周りにいる人は、自分の資産であるお金や時間や労力や信用使って付き合っていたい人でしょうか。逆に周りの人にとって、あなたは付き合っていたいと思われる存在でしょうか。自分という人間を客観視した時に、付き合っていたいと思える人であることが重要です。

 

今回紹介した、鈴木優平さんの書籍「お金と自由を手に入れる投資家思考」について、まだまだ紹介できていない部分が多いです。おすすめの本ですのでぜひ読んでみてください!