『自分は自分、バカはバカ』要約【ひろゆきのメンタル術・思考法を学ぶ(論破,名言,語録)】

時代を生き抜く考え方・哲学

画像引用:https://toyokeizai.net/

いまの世の中は生きやすいですか?

この記事では、ひろゆきさんの書籍「自分は自分、バカはバカ 他人に振り回されない一人勝ちメンタル術」を紹介します。この本は、

  • 強いメンタルを手に入れたい
  • 対人関係でイライラしたくない

という方におすすめです。職場に嫌な人がいるせいで憂鬱になったり、SNSを使っていて不愉快な気持ちになったりすることはありませんか? 現代社会は迷惑な人からの攻撃が、いたるところから飛んできます。本書は、これからの世界がどう変わっても、イージーモードで楽しく生きていくためにはどうすればいいか。その具体的な思考法・メンタル術を身に付ければ、自分を取り巻く人間関係を客観視でき、周囲の人に振り回されなくなります。ひろゆきさんの合理的な思考を学び、少し心を軽くしてみませんか?

 

1. 自分は自分、バカはバカで人生はうまくいく

man looking on pendant light inside room

 

本書の言う“バカ”とは、他人を攻撃する迷惑な人のこと。あなたの周りにもそういう人がいませんか? イチイチ仕事のことで責めてくる上司、何かとマウントをとってくる友人、SNSで謎の正義感をかざしてリプライを飛ばしてくる人。それらの人たちに、毎度心を傷つけられてしまっては面倒ですよね。著者のひろゆきさんは、メンタルの強者の代名詞的な存在。ネット上での人気は高いですが、その一方で相当叩かれてもいます。しかし、全く気にしているようにはみえません。しかし曰く、「僕自身は別に特段自分が強靭なメンタルを持っているとは思っていない」と言います。

叩かれても平気なコツについて、ひろゆきさんは「僕は周囲にいる人たちを、基本見下しモードで眺めています。自分は自分、バカはバカと考えるこのモードでいると、他人に攻撃されてもそんなに気にならず、ストレスフリーで過ごすことができます」と語ります。ちょっと嫌味ったらしいですが、これこそが、本書のタイトルにもなっているメンタル術の真髄です。しかし、他人を見下せと言われても、多くの人にはそう簡単にできないはず。そんなたち人は、どうすればいいのでしょうか?

 

犬に吠えられても、本気で怒らないのと同じ

ひろゆきさんの実践方法として、見下すのではなく、人を一種の動物として観察するものがあります。自分と相手との間に、一線を引く感覚です。例えば、犬に吠えられたり噛まれたりしたら、驚いたり怒りたくなりますよね。しかし、犬に向かって本気で怒ったりする人はそういないと思います。なぜなら犬には人間の言葉が通じないから。もし、またその犬に近づかなければならないとしたら、あなたはきっとより冷静に対処することを考えるでしょう。吠えられないように適切な距離を取る、噛まれないように刺激を与えないようにする。

このような感覚を、人に対しても同じように用いる。ここで、一番の対処法は、そもそも吠える犬と係わらないことだと思うかもしれません。しかし残念ながら、他人を攻撃する迷惑な人は、完全に避けられないほどたくさんいます。関わりを完全に断つことは諦めた上で、厄介な人たちと正面からぶつかるのではなく、いかに無用な揉め事を起こすことなく、賢く交わすことができるか考えておきましょう。

 

2. 心配事がなくなる考え方

 

ここからは、心配事が問題なくなる考え方を本書から2つピックアップして解説します。

自分的無理ゲーの状況と、選択肢をシミュレーションする

様々なことが心配になって、休日も休んだ気がしないという人もいると思います。こんな失敗をしてしまった、いま扱っている案件が成立しなかったらどうしよう、といったネガティブな考えが頭の中をぐるぐる回ると辛いですよね。しかし、そうした心配している人は、心配しているだけで、考えられてはいないと著者は言います。

ひろゆきさん曰く、考えるということは、その状況に陥った場合の選択肢をあらかじめ想定しておくこと。心配事がある人は、その状況に陥った場合の選択肢を想定できているか。できていなければ、考えられていないと言います。実は心配事の多くは曖昧な不安が、自分の中で勝手に膨らんでいることが多いです。具体的には何が起こり、その時どう対策すればいいのかを考えるべきです。

 

例えば、いま手がけている案件がうまく成立しないかも…という心配については、その案件が失敗したら会社をクビになるでしょうか? いきなりクビになって、収入がなくなってしまうことはなさそうですよね。また、

  • 上司に嫌味を言われる
  • ボーナスを減らされる
  • 人事評価が悪くなって昇進が難しくなる

といったことも、考えられると思います。

まず、上司に嫌味を言われることは、犬に噛まれたのと同じだと考えましょう。ボーナスを減らされることは、それで困るかどうかを考えてみます。もともと特に使い道を決めていなかった場合には、生活に困ることはなさそうです。ローンでボーナス払いを見込んでいる場合は、ボーナスがいくら減るかが問題になります。ボーナスに関しては会社の制度を確認し、最悪どのくらい減るかを確認します。大抵の場合は、本当に困るほどにはならないです。人事評価が悪くなり昇進が難しくなることは、昇進によって得られるものを考えます。給与と手当はどのくらい付くのか、その際増える仕事の負担はどのくらいなのかをよく調べてみると、昇進しなくても実はどっちでもいいと思えるかもしれません。

ここまで考えてみれば、“今の案件を失敗しても大きな問題はない”ということに気付きます。このように、具体的に本質を考えることで、心配事からの心の不安は、解決してしまうことも多いです。

 

日本ではリスクを取っても問題ない

もし仮に、先ほどの例で、具体的に考えた結果、会社をクビになるかもという答えが導き出された場合はどうでしょう。稼ぎがなくなってしまったら、最悪家にも住めなくなるかもしれません。ホームレスになってしまったらという不安が出てきます。では、その場合に取れる具体的な選択を考えてみましょう。例えば、

  • 誰かの家に泊めてもらうために、泊めてくれそうな友達が何人いるかをリストアップしてみる
  • 手っ取り早く日銭を稼いで家を確保するために、できそうなバイトや雇ってくれそうな先をリストアップしてみる
  • 生活保護で生きていくそのために生活保護は具体的にいくらもらえるのかを選べてみる。また、生活保護を受けるための必要な手続きについて調べてみる

ここまでしっかりと考えておけば、不安はだいぶ解消されます。心当たりの友達が3人いるから、しばらくお世話になれば大丈夫。昔バイトは結構していたから、アパート借りる分くらいは稼げるだろう。生活保護の手続き面倒くさいけど、できないほどじゃない。といったように、最悪のパターンを具体的に想定し、対策を考えておくことが大切です。

日本では、本当に働けなくなったとしても、生活保護があります。きちんと手続きができる力さえあれば、死ぬことはありません。また、最悪のパターンをきちんと考えておくと、もう一つ良いことがあります。それは落ち込むことが少なくなること。思い通りにならずに落ち込むのは期待値を高くしてしまっている場合なので、最悪のケースを考えておくことで、その通りになっても、ある意味予想通りです。逆に、最悪よりもちょっとでもいい結果になれば、儲けたと思うことができます。

 

3. ネットのバカを華麗にスルーするスキル

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最後に、ネットのバカを華麗にするスキルについて、3つのポイントを解説します。

ネット上では自分の理想像がこじれるときつい

SNSが普及した現在、自分以外の人たちの暮らしがとても身近になりました。次々と流れてくる他人のリア充投稿と自分を比較してしまうこともあるでしょう。それでがっかりすることは、SNS以前の時代には考えづらいことでした。これにより、他人の人生の覗き見によってこじらせた人が誕生。他人の投稿を見て単に羨ましいで済めばいいですが、自分はこうあるべきという理想の自分に近づけないフラストレーションが、問題を起こす場合があります。

自分は理想通りに生きていないのは、きっとあいつが悪いに違いないと。本当は本人が悪いだけですが、そのフラストレーションの矛先を他人に向けてしまうようになります。これが、こじらせた人他人を攻撃する迷惑な人が生まれる理由です。自分へのマイナス感情をこじらせている人には、近づかないのが吉です。

 

ネットで絡んでいる人は正義感を持っていると知ること

SNSでは、炎上が多発しています。その原因は、シェアやリツイートなどの情報拡散機能に加えて、マイナス感情を持つ人の増加です。SNSがなかったころも、会社の給湯室や居酒屋で愚痴をこぼす文化はありましたが、今はそれが世界中に広がってしまっている状態です。また、Twitterで炎上を起こしたり、つまらないリプライを送ってきたりする人には、正義を振りかざす人が多いという特徴があります。自分たちは正しいのだから、他人を攻撃してもいいという大義名分。これが、給湯室や居酒屋で行われている時には、対して広まりませんでしたが、SNSでは世界中に広がってしまいます。落ち度は悪い奴にあるのだから、いくらでも集団でひどいことを言っていいと思う人がどんどん増えていきます。

しかし、この時に心から正義を考えて発言している人たちは、どれくらいいるのでしょうか? 他人を攻撃することは、ある人たちにとっては気持ちいい行為です。他人を貶めたり罵倒したりすることで、気持ちよくなれることで、自分のマイナス感情を処理しようとしているだけかもしれません。多くの場合、正義感を持って誰かを叩いている人には近づかないほうがいいでしょう。

 

自分に関係ないことを気にするだけ無駄だと知っておくこと

ネット上の攻撃的な人を無視しようとも、自分自身がマイナス感情にとらわれてしまうこともあります。そういう時には、自分が関与できないことを気にするのは無駄だということを考えてほしいです。例えば、日本経済はこれからどうなるのか、オリンピックをやったことは正解だったのか、といったことです。これらの問題について冷静に情報を集めて考えてみることには意味があるでしょうが、これらのことに対して文句を言ったり嘆いたりしても意味があるでしょうか。

はっきり言って、自分たちがその状況を変えられるわけではありません。国のことを心配するより先に、自分自身のことを気にした方がいいかもしれません。どうにもならないことよりも、自分に直接関係があることを考えるべきで、自分の生活をきちんと立て直し、快適に暮らすことを優先しましょう。また、自分の関与なしに決まることに対して、そうなったら困ると嘆いても意味はないです。

 

雨が降るのは困ると憤っても何の意味もない

例えば、洗濯ものを干してから、外出中に雨が降って濡れてしまうのは当然困ります。しかし、雨が降るのは困ると憤っても何の意味もないですよね。憤ったところで、状況は変わらないからです。同じように、日本経済という大きな潮流に対して、こうなったら困るとただ憤るのも同じく意味がないこと。それよりも、自分にどうにかできる、自分の人生にとって有意義な事を考えた方がよっぽど得です。すごく好きなものや強く興味があること、やると楽しくなれることなど、自分にとって有意義な事を考えて、それに時間を割くべきです。

 

今回紹介したひろゆきさんの書籍「自分は自分、バカはバカ 他人に振り回されない一人勝ちメンタル術」についてまだまだ紹介できていない部分が多いです。おすすめの本ですので、ぜひ読んでみてください!

 

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