“暇だと不幸になる”― ひろゆきの『なまけもの時間術』要約(上手に生きる方法)論破,名言

three people sitting in front of table laughing together 日々を豊かに、丁寧に暮らすコツ

 

なるべくダラダラ生きていたいと思いますか?

この記事は、ひろゆきさんの書籍「なまけもの時間術 管理社会を生き抜く無敵のセオリー23」の紹介です。ひろゆきさん曰く、これからの世の中はますます “成果主義社会” に変わっていくそうです。ただデスクに向かっているだけでは、給料は上がらない。会社員ならば、「9時〜17時で働いて、成果の上がった順でいい給料をもらえるようになる」ということです。そんな成果主義社会で、私たちは何をよりどころに生き残っていけばいいのでしょうか?

ひろゆきさんはズバリ、“怠け者”になれと言います。いったいどういうことなのか、さっそく内容をみていきましょう(ちなみに、ひろゆきさんの書籍の多くは過去の金言等をゴーストライターが文字起こししたもので、ひろゆきさんはあとがきのみ書いていることで有名です)。

 

1. 好きなことを仕事にしなくていい

person holding watermelon

 

世の中では、“好きなことを仕事にしなさい”という言葉が、もてはやされますよね。しかし逆に、好きすぎても仕事として成立しないというのもよくある話。ひろゆきさん的には、“好きを仕事にしない”という選択肢も、大いにアリです。なぜなら、好きな事を仕事にしようと決めた途端に挫折するパターンもけっこうあるからです。

例えば、食べることが好きな人が、飲食店を始めようとします。すると、食べることが好きなだけに、食材でこだわりすぎて原価率が高額になって、結局利益が出ないことはよくあります。また、ゲーム好きがゲーム会社で働くと、扱っているどのゲームにも没頭できず、ゲームをやっても楽しくない状況に陥り、会社を辞めてしまうということもあるそうです。

 

仕事だと割り切る

これらの例からも分かるように、自分の好きなことと、仕事を切り分けるという選択肢もアリです。自分の好きなことを分かっている人は、仕事は仕事と、趣味は趣味と割り切って、仕事以外の時間に思いっきり趣味に没頭するほうが、実は幸せなのかもしれません。やりたい趣味のための時間を確保するために、どんな仕事をした方がいいのか、と逆算して考えればいいのです。

そうして割り切ってしまった方が、自分が何で幸せを感じるのかも分からずに、仕事が好きになれないと悶々と悩むよりも、ずっと楽に幸せで生きられるのではないでしょうか。

仕事で自己実現をしたいとか、好きなことでお金を稼ぎたいとか、そういう理想を追求しすぎると、逆に不幸になるかも知れません。もちろん、好きなことを仕事にするのが理想かもしれませんが、好きなことでお金を稼げている人が少ないのが現実です。

 

2. ある程度バカが上手くいく

man holding telephone screaming

 

好きでもないことを仕事するメリットは、他にもいくつかあります。その一例として、“過度な思い入れを持たず淡々と作業をこなす方が、仕事としての質は高くなる傾向がある”ということがあります。それは、なぜでしょうか?

例えば、電化製品で多機能で複雑なものと、ボタン1つで最低限の操作が出来るものがあれば、多くの人は操作に頭を使いたくないから、ボタン1つの方を選びます。しかし、機械マニアの人が作ってしまうと、自分と同じマニアの人にしか受け入れられないような多機能で複雑な製品を作ってしまいがちです。

 

これは電化製品に限ることではなく、モノやサービスの失敗の多くは、そこに原因があるのです。要するに、仕事にこだわりすぎると、成果物がマニアックになり、一般大衆に受け入れられにくくなってしまうということです。ある程度バカになって、受け止める人の感覚を持って取り組んだ方が、世間で広く受け入れられるものができるに違いありません。

 

3. 好きだからできるというのが価値になる

man painting house in front of house


ひろゆきさんは、収入が多い仕事のほうが “面白み” が大きいと言います。なぜなら
収入が高い人ほど、それを好きでやっている人が多いからです。それらの仕事は、趣味の延長で成り立っています。好きなことを仕事にしている人は、四六時中働いているとも言えるし、逆に遊んでいるとも言えます。このタイプの人は、趣味と仕事の時間の線引きがほとんどないです。

一方で、みんなが好きなことが仕事になるわけないと思いますよね? なぜ趣味や好きなことが仕事につながるのかというと、自然と人よりも多くの時間をそれに費やしているからです。そして、ひたすら好きなことをやっている人は、好きだから永遠とできるというのが価値になり、「諦める = 失敗」という選択肢はありません。やり続けているから、最後には勝つ。諦めずに趣味をとことん続けると、いつの間にか仕事になることがあるのです。

 

サルのようにハマる

例えばひろゆきさんは、年に映画を500本見るそうですが、一般の人は年に1回くらいしか映画を見ないので、それがチャンスとなると言います。多く映画を見ることで、他人がまだたどり着けない映画の情報を知っているし、その情報がそのまま付加価値として有利に働く。自然と情報や知識が蓄積され、それがその人だけの付加価値となります。

好きなことをしている人は、苦労せずに他の人にはない価値が生み出せるのです。好きなことをやらなくちゃ!という脅迫観念にかられることもなく、付加価値をつけようと意識せず、毎日やりたいことにサルのようにハマっていれば、それでよいのです。

 

4. 人間は暇だと不幸になる

woman in black tank top covering her face with her hands

 

ここからは、人は暇だと不幸になるという話をしていきます。一見、「忙しくなくて暇ならいいじゃん?」と思っちゃいますよね。しかし、歴史をさかのぼって考えれば、これに納得できるはずです。旧石器時代から、人類にとって考えるということは、常に飢えなどの生存の危機に対する不安や恐怖に対処するものでした。

例えば、獲物をどうやって取ろうとか、冬の間は食料が不足するから夏や秋に採ったものをどうやって保存しようかとか、熊やオオカミから身を守るにはどうしたらいいか…など。そのような生存の危機に対抗するために、我々人類は古くから考えて続けてきました。

そのため、生存の危機なんて感じない現代においても、放っておくと自然と思考が不安や恐怖と結びついてしまうものなのです。特に不安や恐怖がない暇な時間があると、逆に頭を無駄に働かせ、不要な不安材料を持ち出してストレスを抱えてしまう。これが意外と不幸の素だと、ひろゆきさんは言います。

 

とにかく集中すること

暇だとゴミみたいな思考が、どんどん溢れてきますでは、どうすればいいのか。答えは簡単で、暇な時間を作らなければいいのです。無駄なことを考えてしまう人は、何か没頭できる趣味や集中できるものを見つけてください。人は何か1つのことに集中していると、他のことは考えられなくなります。また、集中することとストレスは共存しません

ドラマや映画に熱中して見ている時は、無駄なことは考えませんよね? 集中することでストレスは一時的にゼロになり、また一から積み上げになります。何かに集中して、一度頭の中を空っぽにすることが大事ということです。

 

他にもこの本には上手く生きていく上で“なるほど”と思える考え方がたくさんあります。興味を持たれた方は、ぜひ本書ひろゆきさんの書籍「なまけもの時間術 管理社会を生き抜く無敵のセオリー23」を手にとってみてください。

 

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著者紹介

出典:huffingtonpost.jp/

ひろゆき
本名:西村博之
1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース。

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