5分で学ぶ『7つの習慣』【前編】(主体性をもって守るべき原則)

grayscale photo of car with flowers ハッとさせられる考え方・哲学

死の床で自分の人生を振り返ったとき、もっと多くの時間をオフィスで過ごせばよかった、テレビをもっと見ておけばよかったと悔やむ人はいない。

死の床にあって思うのは、家族や愛する者のことである。

人は誰かのために生き、最後はその人たちのことを思う。

ーースティーブン・コヴィー

みなさんは、これをどう感じるでしょうか?

この記事は、スティーブン・コヴィーさんの大ベストセラー「7つの習慣〜人格主義の回復〜」の紹介です。

この本は、

  • 自分の人生を、自らの手で良くしたい
  • 人として成長したい
  • より良い習慣を作りたい

という方に、おすすめの本です。

著者である経営コンサルタントのスティーブン・コヴィーさんは、米タイム誌が選ぶ世界で最も影響のあるアメリカ人25人に選ばれるほどの人物です。

「7つの習慣」は、全世界で販売部数4,000万部を記録。

まさに、これから成功したい人、すでに成功している人も必読のキング・オブ・ビジネス書です。

それでは7つの習慣を、前編と後編の2回にわたり、ざっくりとまとめていきます。

 

man in black jacket sitting by the table

5分で学ぶ『エッセンシャル思考』とは?要約(効率的に仕事をする方法)

『DEATH「死」とは何か』要約(社会、不安、恐怖、死はなぜ怖いのか?)

1. 個人主義では真の成功とは言えない


コヴィーさんはこの書籍を書くにあたり、成功をテーマにした書籍について、アメリカ合衆国独立宣言以来の約200年をさかのぼって調査しました。

その中で、ここ最近50年の成功に関する本と、独立宣言以来の150年の成功に関する書籍に書かれている内容の違いを発見します。

woman in blue sleeveless top holding flag of America


独立宣言から150年間に書かれた成功に関する書籍には、誠意・謙虚・誠実・勇気・忍耐・勤勉・質素・節制・黄金律など、人間の内面にある人格を成功の条件に挙げています。

コヴィーさんはこれを、“人格主義”と名付けています。

それに対して、ここ50年の成功に関する書籍には、コミュニケーションスキルやモチベーションアップといったことばかりになっていたそうです。

そしてこれを、“個性主義”と呼びます。

自分の内面を成熟させる努力をせず、人格を磨かず、個性主義で手っ取り早く成功を収めても、それは長続きしない。

真の成功とは、成功の持続と成長。

真の成功や永続的な幸福を得るためには、人格主義こそが大切だと著者は断言します。

そのためには、以下の大きく3つに分類される7つの習慣で人格を磨くことで、自分の人生を真の成功に導くことができるそうです。

  1. 私的成功するための3つの習慣
  2. 公的成功するための3つの習慣
  3. 成功の持続と成長のための1つの習慣

ということで、真の成功に向けた7つの習慣とは何なのか、具体的にみていきましょう。

 

2. 何事においても、まず自責思考で考える


私的成功するための3つの習慣とは、

  • 第1の習慣:主体的である
  • 第2の習慣:終わりを描くことから始める
  • 第3の習慣:最優先事項を優先する

の3つです。

Habits to be made LED signage


まずは、第1の習慣「主体的である」について解説します。

これは、自責思考の正しい価値観を持つということです。

自責思考で考えるということは、自分をコントロールする力を自ら持っているということ。

逆に、他責思考で考えるということは、自分をコントロールする力を他者に与えてしまっているということになります。

例えば、雨が降って体が濡れて風邪を引いてしまったとします。

この場合、他責思考の考え方だと、天気が悪いから風邪を引いたということになりますよね。

天気のせいにすると、雨を降らせないようにすることは、さすがに自分ではコントロールできません。

しかし、自責思考で考えると、朝天気予報を見ていなかった、寝不足続きで体が弱っていた、という理由付けができます。

selective color photography of three person holding umbrellas under the rain


すると対策として、折りたたみ傘を持っていこうとか、睡眠時間を確保していよう、体を鍛えようといった“風邪を引かない”ために自分自身をコントロールをすることができます。

このように、自責思考の考え方で、自分のできることに時間とエネルギーをかけるようにすることが重要です。

テレビのニュースを聞いて、テレビに向かって文句を言うことは、他責思考で意味がないですよね。

 

3. どうしようもない問題に対処する方法


自責思考で考える際に、私たちが日々直面する問題は、次の3つのどれかに分類されます。

  • 直接的にコントロールできる問題
  • 間接的にコントロールできる問題
  • 自分ではコントロールできない問題

 

この中の “自分ではコントロールできない問題”には、笑顔を作り、穏やかな気持ちでそれらを受け入れて生きるといった術を身につけることも、時には必要になります。

問題が起きたとき、私たちに何かしらの刺激(ストレス)と反応がありますが、その問題の発生と、自分の反応との間にはスペースがあるものです。

そのスペースがあるため、私たちは “楽観”、“悲観”、“自責・他責”、“全く反応しない” といった反応を自由に選択できます。

person covering his eyes wallpaper


しかし、心に余裕がないときには、刺激と自分の反応との間のスペースは小さくなり、刺激から即反応となってしまうのです。

選択できることを自覚し、反応までのスペースをつくり、それをうまく活用することが求められます。

また著者は、今のあなたの人生は、選択の結果の積み重ねであると言います。

自分の行動に責任を持ち、状況や条件のせいにしない。

厳しい指摘ですが、自分でコントロールできることに時間とエネルギーをかけ、自らコントロールする力を持つことが重要。

主体性を持ち、自ら選択することによって、大きな力を得ていきましょう。

 

4. あなたは弔辞で何を言われたいか?


次に第2の習慣、「終わりを描くことから始める」についてです。

これは、 “どんな価値観を選ぶのか” ということに繋がります。

あなたは、自分の葬儀の弔辞(ちょうじ)で、家族や親戚、友人や会社関係の人から、どんなことを言われたいですか?

その弔辞で言われたいことが、あなたの価値観であり、あなたの人生のゴールです。

white flower on white surface


例えば、経営者なら、

  • 会社を盛り上げた立派な方だった
  • 会社だけでなく家族想いの立派な方だった
  • 世の中に立派な功績を残された

そんな事を言われたいのではないでしょうか。

そして、第1の習慣で主体的に行動できる人は、人生のゴールに向かっていく人生の脚本を自ら書き換えることができると、著者は言います。

人生のゴールから逆算する

飛行機のように軌道からずれている時もありますが、最終的には旅行プランに戻り、ゴールに到着する。

ゴールに向かって日頃から様々なフィードバックを受け、思い描いたゴールに到着できるよう軌道修正することを心がけましょう。

また、終わりを思い描くことから始める習慣を身につけるには、“自分自身の憲法”を書き、頭と心に刻みつけることが効果的です。

Mount Rushmore


“自分自身の憲法”とは、あなたの信条や理念を表明したものです。

自分自身の憲法には、

  • どんな人間になりたいのか:人格
  • 何をしたいのか:貢献、功績
  • それらの土台となる価値観と原則

を書きます。

例えば、

  • 一番身近な家族を幸せにしよう、会社の仲間を幸せにしよう。
  • そのための価値観や原則として、すぐやる、必ずやる、出来るまでやる!

というように決めます。

例はいろいろと本書に載っているので、ぜひ一度手に取ってみてください。

前編はここまで。

後編では、第3の習慣以降を紹介していきます。

関連書籍をチェックする ✔︎

関連リンク

man in black jacket sitting by the table

5分で学ぶ『エッセンシャル思考』とは?要約(効率的に仕事をする方法)

『DEATH「死」とは何か』要約(社会、不安、恐怖、死はなぜ怖いのか?)